阪神ドラフト3位・木下、プロ初登板で155キロの快球を披露

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇セ・リーグ 阪神1-5DeNA(2025年5月29日 甲子園) 阪神タイガースのドラフト3位選手、木下里都がプロ初登板を果たし、その瞬間に強烈な印象を残しました

試合は1−4の9回、木下は3番手投手として登板し、初回は1安打1失点という成績を残しましたが、投じた全12球のうち9球が直球であり、そのすべてが150キロ以上という速さを計測しました

特に今季最速の155キロは、彼の存在感を強くアピールしました

木下は初対戦のオースティンに対して154キロの直球を投げ、スライダーで空振り三振を奪いました

しかし、その後の投球ではスピードを維持するも、犠飛を許してしまい反省の弁を述べました

「ここで投げきれないと、厳しい場面で使われなくなってしまう

1球1球全力で投げなければ」と、自らに課題を設定しました

監督の藤川からは「初めの一歩を踏み出した

次に向けて大切にしてほしい」という期待の声が寄せられています

木下は同期の選手たちに追いつきたいという強い思いから、2軍での練習後には1軍の試合を常に観戦し、さらなる成長を誓っています

「陵人(伊原)ならコントロール、泰成(工藤)なら真っすぐの強さ

自分も何か一つ、抜けた武器が必要だと感じていた」と述べ、自身の武器を磨くために特に直球に力を入れてきたといいます

これまでの努力が結果として表れた瞬間となりました

木下はこの初登板を単なる思い出にはせず、次のステージへの足がかりとする覚悟を決めています

彼の今後の成長と活躍に期待がかかります

◇木下 里都(きのした・りと)2001年(平13)1月27日生まれ、福岡県出身の24歳

福岡舞鶴では遊撃手を務め、甲子園出場経験はなし

福岡大学で投手に転向し、都市対抗野球にも出場

24年ドラフト3位で阪神に入団

趣味は釣りとサウナ、習字は準八段

1メートル83、90キロ、右投げ右打ち

木下選手のプロ初登板は、彼自身にとって大きなステップとなりました。初回は失点もありましたが、154キロや155キロの速球を投げ、将来に大きな期待を抱かせる内容でした。監督の期待もあり、今後の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • プロ初登板とは?プロの選手として初めて試合に出場することを指します。この日、木下選手はその記念すべき瞬間を迎えました。
  • 直球とは?投手がまっすぐに投げる球のことを指します。この球はスピードが速く、打者にとっては非常に打ちづらい球種とされています。
  • 奪三振とは?投手が打者を三振に取ることを意味します。これは投手の技術を示す重要な指標です。
  • スライダーとは?ボールが横に曲がる変化球の一つで、打者を惑わせるために使われます。木下選手はこの球を使って初三振を奪いました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。