6回に放った10号の2ラン本塁打は、彼の悔しさをバットに込めた結果だった
「怒りを全てボールに乗せた」というレイエス選手は、打席ごとに高まり続ける感情を力に変えた
試合は1-0で進行していたが、4回には先制のチャンスがありながらも、ピッチャーの小島選手の落ちる変化球に空振り三振
これにより「悔しかった」という思いが強まった
レイエスはスイングルームで通訳に対し、「次の打席で本塁打を打つから見とけよ」と心に誓っていた
そして迎えた6回、レイエス選手は1死一塁の場面で第3打席を迎えた
2球目にきた高めの速球を完璧に捉え、中堅手の頭を越えてスタンドに飛び込んだ
打球の行方を見届けると、バットを地面に叩きつけ、ゆっくりと走り始める
「当たりは良かった」と自身も満足感を見せた
ダイヤモンドを一周し、ベンチ前で胸をたたくおなじみのパフォーマンスも披露
苦しんだ分だけ、喜びもひとしおだった
これにより、10本塁打でリーグトップに躍り出たが、同じく八回に万波選手も10号のソロ本塁打を放ち、2人は再び並んだ
レイエス選手は万波選手を「才能にあふれている素晴らしい選手」と高く評価し、共に打線を支える頼もしい存在となっている
レイエス選手の10号本塁打は、彼の感情の高まりと野球への情熱を感じさせました。試合での悔しさをバットに転嫁し、見事に結果を出したことは、選手として非常に重要なことです。万波選手との競争もあり、今後の活躍がさらに楽しみです。
キーワード解説
- 本塁打とは?:野球において、本塁打はバッターが打ったボールがフェンスを越え、スタンドに入ることを指す。この場合、ランナーが全て本塁を回り得点となる。
- 先制機とは?:試合において、得点を狙えるチャンスのことを指し、特に一点でもリードできる状況のことを「先制機」と呼ぶ。

