この試合では、4回まで広島の先発投手・森下（もりした）に苦戦していた阪神打線が、5回に逆転のきっかけをつかんだ
試合は0-1で進行中の5回、阪神は二死二塁の場面を迎える
ここで近本（ちかもと）が森下のカットボールを捉え、同点となる中前適時打を放つ
さらに中野（なかの）も続けて中前打を放ち、二死二、三塁とチャンスを広げた
そして、森下翔太（もりしたしょうた）外野手（24）が左翼方向にフライを上げた
しかし、この打球を追った遊撃手・矢野（やの）と左翼手・ファビアンが交錯し、ボールを落球してしまった
その間に、二人のランナーがホームを踏み、阪神は逆転に成功した
このプレーは、記録上では遊撃手の失策（エラー）となった
森下翔太選手は試合後、「エラーがついたので、しっかり自分のバッティングで返せるように頑張ります」と冷静に語った
前日のDeNA戦（甲子園）では、23日の中日戦（バンテリン）以来、19打席ぶりとなる先制適時打をマークしており、徐々に状態を戻している様子だ
この日も、第1打席に中前打、第2打席に左前打を放ち、意気込みを見せた
彼は「1打席目にしっかり打ち返せたので
そのあとの打席はちょっと課題が残りましたが、チームが勝ったので良かったと思います」と振り返った
試合を見守る藤川球児監督（44）も、「点が入ったり、入らなかったりする中で、我慢強く攻撃を仕掛けていくという意味では、よくやってくれましたね」と選手たちを称賛した
阪神が広島戦での逆転劇によって貯金を増やし、首位を守る姿が印象的です。特に森下翔太選手の冷静なチャンス対応や藤川監督の選手への信頼感がチーム全体の士気を高めているように感じられます。これからの試合でもこの流れを維持してほしいですね。
キーワード解説
- カットボールとは？ボールが横に変化する投球スタイルで、バッターからすると打ちにくい球種の一つです。
- エラーとは？野球における守備のミスのことを指し、通常は失点に関与する重要なプレーです。
