この試合で「3番・DH」として出場したフランミル・レイエス外野手(29)は、勝負を決定づける左越えの10号2ランを放ちました
レイエスは、リーグ最速での10号到達に加えて、打点も「27」に達し、リーグのトップに立っています
試合では、日本ハムの打線はやや低調で、10試合連続での1ケタ安打が続いていますが、レイエスは頼れる助っ人としてチームを支えています
6回、わずか1点リードの状況で、レイエスは1死一塁から放った高い打球が左中間スタンドに飛び込み、試合を決定付けました
観衆の大歓声の中、ダイヤモンドを一周した彼は、ホームベースを思い切り踏みつけ、喜びを表現しました
試合後のお立ち台では、「ホントニ、チョットオコッテル」と日本語で心境を語り、前の打席ではロッテの先発、小島の変化球に空振り三振を喫し、悔しさを抱えていました
しかし、スイングルームに戻った際には、「次の打席、ホームラン打つから見とけよ」との宣言を通訳にした通り、その後にホームランを打ち、「本当に打ててうれしかった」と語りました
打席を回る際も、その怒りをボールに乗せて、気持ちよく走ったと述べています
また、チームメートとの競い合いを楽しんでいる様子も伺えます
自身がリーグ一番乗りで10号に到達した後、8回にはチームメートの万波が右越えの10号ソロを放ち、すぐに追い上げてきました
レイエスは万波を観て、自分のことのように喜び、彼との関係を「万波はライバルというよりは、よきチームメート」と表現しました
最終的に打点も27に達しリーグトップに立ったレイエスは、「首位争いにはガンバリマス!」と笑顔で応じました
やや低調な打線の中でも、彼はその自慢のパワーをしっかりと見せつけています
(山口 泰史)フランミル・レイエス選手の活躍が際立った試合でした。リーグ最速での10号本塁打達成は、彼のパワーを証明するだけでなく、現在の日本ハムの打線にとって重要な一打でした。彼の仲間との良好な関係性とチームメースとしての意識も、チーム全体を盛り上げているようです。今後の試合でも彼の活躍から目が離せません。
キーワード解説
- 本塁打とは?:野球において、バッターが打ったボールがフェンスを越えて飛び出し、無条件でホームベースに戻ることができる得点の形式です。
- 打点とは?:バッターが打った結果としてチームの得点に貢献した回数を示します。バットで打たれたボールが得点につながると、該当バッターには打点が記録されます。
- 三振とは?:バッターが投球を空振りしてアウトになることです。三回空振りをすることによって自動的にアウトとなります。

