オリックスが延長戦で劇的勝利、西武戦のサヨナラ本塁打が話題に

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<オリックス3-2西武>◇31日◇ほっともっと神戸 オリックス・バファローズが、延長11回に野口智哉内野手(25)のサヨナラ本塁打により、埼玉西武ライオンズに勝利を収めた

この試合は地元神戸で行われ、多くのファンが集まる中、白球が高々と上がると、スタンドは歓喜に包まれた

試合は接戦の末、延長に突入し、2死の場面で迎えた野口の打席

プロデビューから15試合連続無失点の西武・山田の外角への137キロの変化球を捉えた打球は、ぐんぐん伸びて左翼席へ飛び込んだ

これが、野口のプロ4年目で初のサヨナラ打となり、彼はお立ち台で「最高です」と満面の笑みを浮かべた

試合中盤には記念行事も行われ、当日はブルーウェーブ時代の復刻ユニホームを着用したオリックスが、阪神・淡路大震災からの復興を象徴する「がんばろうKOBE」のロゴを袖に装着

5回終了後には花火も上がり、7回の攻撃前にはブルーウェーブのイメージソング「リトル・ネプチューン」が流れる中、勝利の興奮が高まった

岸田監督は「楽しみにしている方がいっぱいいる中で、こういう勝ち方ができてよかった」と喜びを語った

野口は関西大学時代にこの球場で本塁打を放った思い出を持ち、試合中は緊張感があった様子

試合中、花火には集中していて見なかったと、苦笑いを浮かべながら語った

バファローズジュニア出身の彼が、伝説のユニホームをまとい、神戸の夜空を劇的アーチで彩った瞬間は、ファンにとっても忘れられない一日となった

今回の試合はただの結果以上のものがありました。野口選手のサヨナラ本塁打は、長いシーズンの中での重要なポイントとなり、また地域における感情や歴史をも呼び起こす出来事でした。特に「がんばろうKOBE」のメッセージは、地元神戸への強い愛情と感謝を示すものでもあり、ファンが集まり共鳴した瞬間は、単なる勝利以上に意味深いものでした。
キーワード解説

  • サヨナラ本塁打とは?試合の最終回または延長戦の最終打席でクライマックスの勝ち越しまたは勝利を決める本塁打のことです。
  • 変化球とは?ボールが直進せずに曲がる或いは潜る投球のことです。ピッチャーの技術の一つで、打者にとっては打ちにくいボールになります。
  • ブルーウェーブとは?かつて存在したオリックスの前身であるプロ野球チームで、1990年代に多くのファンに愛され、数多くのタイトルを獲得しました。

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