巨人・戸郷翔征、6回途中降板も反省を次回に活かす姿勢を示す

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◇セ・リーグ 巨人1―4中日(2025年6月1日 バンテリンD) 巨人の戸郷翔征投手(25)が交流戦前のラストマッチとなった中日戦(バンテリンD)で今季8度目の先発登板を果たしました

この試合では、6回途中で9安打を許し、1失点で降板する結果となりましたが、彼は「7度目の正直」とした前回の登板での勝利から連勝を逃す形となり、チームは4番手右腕の大勢が打たれ、最終的に1―4で敗れ、順位が3位に後退しました

【写真】<中・巨>6回、阿部監督(左)から降板を告げられる戸郷(中)(撮影・椎名 航)試合開始早々、味方打線による3番・泉口の適時二塁打で巨人が1点を先制

しかし、戸郷は初回から打者に対して146キロの直球を投じ、1番・上林にヒットを許し、無死一塁となります

上林はその後2番・板山に対して初球に走りましたが、捕手の岸田が二盗を阻止

続く3番・岡林に149キロの直球を投じたところ、岡林が右翼スタンドへのソロホームランを放ち、すぐに同点とされました

戸郷は強気で攻める姿勢を見せながらも、打たれた安打のうち7本が直球によるものとなり、その結果に驚きを隠せませんでした

具体的には、5回2/3で打者28人を相手に107球を投げ、9安打1失点、3三振を奪い、与えた四球は3つという成績を残しました

直球の最速は150キロでしたが、直球の質については課題を残しました

試合後、戸郷は「ヒットをたくさん打たれるとしんどいですし、チームに流れを渡せなかった」と反省の意を表明しました

特に「要所でしっかりいくべきところに行けなかった」といった自己評価も見られました

《球威や質が悪いと感じているので、それを見直していければと思います

次はしっかりと投げ切れるようなピッチングをしたいです

》とも語り、前向きな姿勢を見せた戸郷は次回の登板に向けて気持ちを切り替えている様子です

今回の試合での戸郷選手は、9安打を打たれながらも失点は1に抑えることができました。これはピッチング技術の成長を示すものですが、一方で直球の質や球威に課題を残したのも事実です。彼の前向きな姿勢は次回に期待を持たせるものです。
キーワード解説

  • 先発登板とは?:先発登板とは、野球の試合において、試合の先頭から投げることができる投手の登板を指します。試合中に交代することもありますが、先発投手は試合の流れを作る重要な役割を担っています。
  • 直球とは?:直球とは、ピッチャーが最も基本的に投げる球種で、特にスピードが命です。打者に対する威圧感を与えることができ、多くの投手がこの球種を主軸にしています。
  • 球威とは?:球威とは、投げるボールのスピードや力強さを示す指標です。球威が強いと、バッターが打ちにくくなるため、ピッチャーにとって非常に重要な要素となります。
  • 要所とは?:要所とは、試合やプレイの中で特に重要な場面のことを指します。ここで点を取るか取らないか、試合の流れを左右する決定的な局面が多く含まれます。

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