これにより、中日は今季初の2カード連続勝ち越しを決定
試合は1－1で迎えた8回、巨人の絶対的なセットアッパーである大勢を攻略する展開となった
この回、二死満塁というチャンスで迎えた中日は、暴投によって勝ち越し点を得ると、オルランド・カリステが2点タイムリーを放ち、試合を決定づけた
9回には松山晋也が締めくくり、リーグトップとなる20セーブ目を達成した
中日が巨人戦で勝ち越すのは、昨年4月以来約1年ぶりのことであり、今季は借金3を抱えて交流戦に突入することとなった
8回のドラマ
試合が動いたのは8回、既に1－1の同点の場面で巨人の大勢がマウンドに立ったこの日の大勢は22試合に登板し、5勝0敗、防御率1.19と非常に安定した成績を残していた
一方で、中日は先頭の石伊が152キロのストレートを打ち返し出塁
その後も続くバッターたちが巧みなバッティングを見せ、二死満塁のチャンスを引き寄せた
大勢の乱投と中日の粘り
カウント2－0から岡林が申告敬遠を受けた後、打率.235のカリステが登場した巨人にとってはリスクを冒す選択だったが、あるミスが試合の行方を一変させた
大勢が外角へのフォークを投げた際、ミスが発生し、捕手岸田のミットに当たったボールが逸れ、中日に勝ち越し点が入る
この瞬間、カリステは高めのストレートをセンター前に打ち返し、さらに2点を追加した
試合後の監督コメント
試合後、井上監督は「4番のカリステが打ったことで展開が変わった大きな1点をいただいたことは重要だった」と述べ、カリステを称賛した
一方、巨人の阿部監督は大勢を降板させる決断を下し、ここで流れが完全に変わった
大勢をめぐる議論
現役時代にタイトルを持つ評論家は、「大勢の投球が不安定で制御できていなかった岸田もミットに当てているのに動けていなかった」と語り、疲労が影響しているのではないかと分析した
大勢は今季の失点が4試合目になるが、そのうちの3試合が無失点を記録した後に発生しているため、疲労の蓄積が影響を及ぼしている可能性も示唆されている
今回の中日の勝利は、接戦を経て勝ち越しを決めたことが大きな意味を持つ。特に8回の大勢の乱投は、非常に注目されるポイントになりそうだ。今後のゲームに向けて選手たちの調整が益々重要になるだろう。
ネットの反応
中日の井上監督が沖縄で、巨人の大勢選手のパフォーマンスに関する懸念を示したことで、多くのネットコメントが寄せられました
ファンたちは、大勢選手が最近疲労の影響で調子を崩しやすいことや、ストッパーからの配置転換による精神的な影響を匂わせています
特に、大勢選手は炎上することが多いとの指摘が多く、安定した投球が求められる重要な局面での不安定さが、試合に影響を及ぼすとの意見が目立ちました
また、キャッチャーの岸田選手がこの状況にどのように影響しているのかについても、コメントが多く寄せられています
岸田選手自身、パスボールを出してしまう場面が多く、これが試合に影響を及ぼしたのではないかという意見もありました
さらに、一試合の結果に過剰反応するのはどうかというコメントもあり、ファンの中には舞台裏で起こっている問題を広く捉えようとする声もありました
全体的に、大勢選手の投球スタイルの特殊性、及び今後の起用法についての議論が交わされているようです
ネットコメントを一部抜粋
大勢は疲れてくると荒れるか離脱なので最近の状態を考えると炎上はあると思った
シーズン前にライデルとどっちが抑えかって話もあったけど、安定感はもう完全にライデルのほうが上だな。
しかし仕事やからな。ちゃんとやってもらわないと
あの独特の投球法がそれくらいシビアなのか
井上監督は今のところ有能だと思う。野手がろくに打てる人いない中上手くやりくりしてる
キーワード解説
- セットアッパーとは？：リリーフ投手の中でも特に重要な位置付けにあり、試合終盤の得点を防ぐ役割を果たす。
- タイムリーとは？：得点が入る事を指し、特に得点圏の走者をホームに返す打撃を指す。
- 暴投とは？：投手が本来投げるべき球が捕手のミットに届かず、走者が進塁できる事を指す。
- 申告敬遠とは？：投手が打者を意図的に避けるために、球審に敬遠を申告し、四球を出す戦術。
