藤浪晋太郎、3Aタコマでの登板で成果を上げる

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 「レイニアーズ5―3ビーズ」(1日、タコマ)の試合において、マリナーズ傘下の3Aチーム、タコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が2番手で登板しました

藤浪は同点の六回からマウンドに上がり、1回の投球で無安打無失点を記録しましたが、2四球と1三振を奪う結果となりました

この登板により、藤浪は今季2勝目(1敗)を挙げ、防御率は6.89となりました

藤浪のピッチング詳細

 藤浪の登板は3日ぶりであり、初めは悪い癖が顔を出しました

先頭打者にストレートで四球を与え、その後も続く打者に対してフルカウントから四球を許す形で、無死一、二塁のピンチを迎えました

しかし、ここからは持ち前の粘り強い投球を見せ、3人目の左打者にはカウント1-2に追い込み、スプリットで左飛に抑えました

 さらに、メジャー通算72本塁打を記録しているデービスには、カウント1-2から外角高めに158キロの直球を投げ、見逃し三振を奪いました

最後は三盗を試みた走者をキャッチャーのノッティンガムが刺し、無失点で切り抜けることに成功しました

シーズン全体の成績

 藤浪は米球界での3年目を迎えており、昨オフにはマリナーズとマイナー契約を結びました

ここまでの成績は18試合に登板し、2勝1敗、3ホールド、防御率6.89です

15回2/3を投げ、18三振を奪いながらも、26の四死球を記録しています

特に、このシーズンでは一時防御率が12.86にまで悪化したものの、5月以降は8登板のうち7試合で無失点を達成しています

 制球には依然として不安定さが見られますが、四球を出しつつも無失点に抑える投球を続けている点には光明が見えます

藤浪投手は、相変わらず不安定な制球の課題を抱えつつも、無失点で切り抜ける力強さを見せました。将来的にはこの課題を克服し、メジャーでの更なる成功を期待しています。
キーワード解説

  • 防御率とは?野球において投手がどれだけ抑えたかを示す指標で、与えた失点の数を投球回数で割ったものです。
  • 四死球とは?四球(ボール4つで無条件に出塁)と死球(投球が打者に当たり出塁)を合わせたもので、投手にとってはコントロールの問題を示します。
  • 三振とは?打者がバッティングで3回振ってもボールに当てられなかった場合、または投球を見逃してストライクが3つついた場合に打者がアウトになることです。

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