ロッテ・石川柊太投手、巨人戦で移籍後初勝利の権利確保

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◇プロ野球交流戦 ロッテ-巨人(4日、ZOZOマリン) 千葉ロッテマリーンズの石川柊太投手が、巨人打線を相手に7回無失点という見事な投球を見せ、移籍後初勝利の権利を手にしました

石川投手は今季、福岡ソフトバンクホークスからフリーエージェント(FA)で加入し、そのパフォーマンスに多くの期待が寄せられていましたが、ここまでの6試合で防御率4.03と成績は振るわず、0勝2敗にとどまっていました

この試合では、石川投手は2回に2アウトから連続フォアボールを与え、一時は1、2塁のピンチを招きました

しかし、元チームメートである甲斐拓也選手をピッチャーゴロに打ち取り、先制点を許しませんでした

石川投手のピッチング内容

試合の流れが石川投手に有利に働いたのは、5回に入ってからです

5点の大量リードを背負った彼は、先頭打者に2ベースヒットを許しますが、その後は冷静にプレーし、再度甲斐選手との対戦でもフライで打ち取り、後続もフライで抑えました

さらに、7回にも先頭にヒットを出されるものの、続く丸佳浩選手をダブルプレーに仕留め、ピンチを脱出

特筆すべきは、甲斐選手とのこの日3度目の対戦でショートゴロに打ち取ったことです

投球スタッツ

イニング 球数 被安打 与四死球 失点
7 93 3 4 0
石川投手は7回を投げ終えた時点で降板しましたが、その後登板した2番手の八木彬投手と3番手の中森俊介投手から3点を失い、最終的にはロッテがリードを維持しているため、石川投手の移籍後初勝利の権利は残っています

石川投手の好投は、彼の成長と適応の証と言えるでしょう。元チームメートとの対決である甲斐選手に対するピッチングも、心理的な緊張感があったはずで、それをものともせずに勝利への道を開いたことが素晴らしいです。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?選手が在籍していたチームとの契約が終了し、他チームと契約する権利を持つこと。
  • 防御率とは?投手が投げたイニング数に対して、与えた得点の割合を示す指標で、低いほど優れた投手と言える。

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