先発投手の横山陸人選手は、初回に得点を許し立ち上がりが不安定な様子を見せた
初回、安打と死球により2死一、三塁の場面を迎え、中山翔太選手の2点適時二塁打と知念大成選手の6号2ランで一挙4点を失うこととなる
その後、横山投手は2、3回を無失点で抑え、3回には55球を投げ、5安打、2死球、3奪三振を記録しながら、4失点でマウンドを降りることになった
打線の反撃は早く、初回には愛斗選手の出塁をきっかけにグレゴリー・ポランコ選手が2号2ランを放ち、すぐに2点を返す
4回には、大下誠一郎選手と柿沼友哉選手の連打で無死一、三塁のチャンスを作り、松石信八選手の適時打で1点差まで詰め寄った
試合はその後も続き、4回からは東妻勇輔投手、岩下大輝投手、澤田圭佑投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぎ、守りの安定感を保っていった
6回には、大下、松川虎生選手、松石選手の3連打で無死満塁を作り、立松由宇選手のゴロと愛斗選手の犠飛でそれぞれ1点を追加し、勝ち越しに成功した
7回には、宮崎竜成選手の適時二塁打と敵の失策によって3点を追加したが、8回には澤村拓一投手が3者凡退で締め、最終回には中村稔弥投手が無死一、三塁のピンチを招いたものの、捕逸で1点を失いながらもリードを守りきった
この試合で、澤田選手は2回24球を投げ無安打無四死球で5奪三振を記録し、今季イースタン初勝利を飾った
また、打撃陣では藤田和樹選手、大下選手、柿沼選手、松石選手がそれぞれ2安打をマーク、合計13安打で8得点を挙げ、チームは連勝を果たした
楽天2軍、日當が8回無失点で今季初勝利
楽天2軍は、森林どりスタジアム泉で行われたDeNA戦にて4対3で勝利を収めた先発投手の古謝樹選手は、2回に西巻賢二選手に1号ソロを許し、3回には安打と四球で無死一、二塁の場面から、東妻純平選手の適時二塁打で1点を失った
古謝選手は以降、安定したピッチングを見せ、6回94球7安打4四球4奪三振でマウンドを降りた
打線も活発で、3回に吉野創士選手が二塁打で出塁し、武藤敦貴選手の適時打で1点を返した
さらに、武藤選手は盗塁を成功させ、青野拓海選手の犠飛により試合を振り出しに戻した
7回からはニック・ターリー選手と日當直喜選手がそれぞれ無失点でつなぎ、8回には無死満塁のチャンスを作り、水上桂選手が適時打を放ち勝ち越しに成功した
9回には泰勝利選手が西巻選手に2号ソロを浴びるものの、リードを守り切った
日當選手は今季イースタン初勝利を手にし、吉野選手は3安打を記録する活躍を見せた
この試合では、ロッテと楽天それぞれの若手選手が活躍し、特にロッテの横山投手は立ち上がりこそ崩れましたが、その後の投手陣の安定したピッチングがチームを支えました。また、打線が粘り強く攻撃を続け、逆転勝利を収めたことは今後の試合に向けて大いに励みとなるでしょう。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは？：プロ野球の二軍選手が所属するリーグで、主に若手選手や復帰を目指す選手が試合を行う場です。
- 適時打とは？：打者が相手チームの得点を阻むための場面で、1点以上の得点をもたらす安打のことを指します。
- 連打とは？：続けてヒットを打ち、攻撃をさらに効果的にすることを意味します。
- 無死満塁とは？：アウトが0で、満塁の状態を示し、非常に得点のチャンスが高い状況です。
