試合は5-2と広島が制し、床田は8安打2失点を記録しながら完投勝利を収め、今季6勝目(4敗)を挙げた
この試合で彼は8回まで得点を許さず、球数は100球という快投を見せた
しかし、9回に先頭バッターの源田から中前打を許し、その後、3連打を浴びて2点を失ったものの、114球を投げ、無四球での完投は今季5度目に達した
床田は昨年、11勝を挙げながらも完投や完封はゼロという結果だったが、今年はその状況が一変し、順調に完投を重ねている
「いいペースで、投げられていると思います」と述べ、充実感を漂わせた
彼はこの試合で指先の感覚がやや不調と感じたものの、ストライクゾーンで勝負を続けることで徐々に感覚を取り戻していった
特に、4回以降はツーシームと呼ばれる球種で打者を巧みに翻弄、強弱をつけた投球で効果的にアウトを奪った
具体的には、5回一死一、二塁の場面では142キロで児玉を三振に仕留め、続く6回には長谷川から139キロで二ゴロ併殺を獲得した
これらの場面では、床田の必殺球であるツーシームが再びその威力を発揮した
この日は、西武の今井投手との投げ合いが注目されたが、床田はこの試合で逆に投球回数で同僚の森下、バウアー(DeNA)を抜き、投球回数84回3分の1でセリーグ単独トップに立った
9年目を迎えた左腕は、さらなる進化を見せ続けている
床田投手の活躍は、広島が強くなるための大きな要因となっています。特に彼のツーシームは非常に効果的で、対戦相手にとってはプレッシャーとなることでしょう。また、今年は完投を重ねることでチームへの信頼感も増すはずです。今後の試合でも彼の投球に注目が集まるでしょう。
キーワード解説
- ツーシームとは? 特に横の変化があり、対戦打者を翻弄するために使われる、床田選手の必殺球の一つです。
- 完投とは? 投手が試合の全イニングを自分一人で投げることを指し、特に信頼されている投手が求められる重要な成績です。
- 防御率とは? 自身が投げたイニングの中で許した得点の平均を示す指標で、投手の実力を判断する重要な数値となります。

