広島東洋カープは、この交流戦において苦戦の歴史を持ちながらも、その成績は年を追うごとに改善されてきました
特に2016年から2019年にかけての4年間は、チームの成長を象徴する時期でした
以下はその詳細です
2016年の交流戦：復活の兆し
2016年の交流戦では、カープは3位（18試合で11勝6敗1分）とまずまずの成績を収めました特に注目されたのは、鈴木誠也の活躍です
鈴木は『コリジョンルール』の適用下での初のサヨナラ勝ちを誘発し、3連勝へと導く役割を果たしました
彼の"神ってる"と称されるパフォーマンスが、カープをセ・リーグ唯一の勝ち越しに導いた要因となりました
2017年の交流戦：記録更新の年
2017年は、交流戦で2位（18試合12勝6敗）の好成績を残しました初戦では薮田和樹が完封勝利を収め、鈴木も球団通算8000号のメモリアルアーチを放ちます
それをきっかけに7連勝を達成し、チームの成績は上昇
前年の再現となるサヨナラ本塁打で交流戦単独首位に立つなど、光り輝くシーズンとなりました
2018年の交流戦：調子を崩したシーズン
2018年は、7勝11敗で10位に終わり、緒方監督のチームで初めての負け越しを記録しました開幕ダッシュに成功したものの、パ・リーグのチームとの試合では連敗を重ね、交流戦期間中に調子を取り戻すことは叶いませんでした
これが後のシーズンに向けた課題となることが見えた年でした
2019年の交流戦：苦境の連続
2019年の交流戦では、5勝12敗1分で12位という結果に終わりました月間20勝を記録したものの、交流戦ではチーム打率が12球団ワーストの数値に落ち込むなど、打撃陣が沈黙
特に西武戦でのサヨナラ負けが影響し、チームの成績も深刻なこととなりました
パンデミックの影響を受けるまでの経験が、以降の展開にどのように影響を与えていくのかが注目されます
カープの交流戦の歴史は、まさに苦しい時代と成長の軌跡が交錯しています。特に鈴木誠也選手の"神ってる"時期は、チームにとっての転機とも言えます。一方で、苦境も経験したチームは、これからどのように改善を図るのか今後の展望が楽しみです。
キーワード解説
- セ・パ交流戦とは？：日本のプロ野球で、セントラル・リーグとパシフィック・リーグのチームが対戦する特別なシリーズのことです。
- コリジョンルールとは？：キャッチャーがホームプレートを守る際、走者がぶつかることを禁止するルールです。これにより、プレイヤーの安全が守られます。
- サヨナラ本塁打とは？：試合の最後のイニングで、得点を上げて試合を勝利に導く本塁打のことを指します。
