特に4回までの打者12人中、全てが三振という結果は、プロ野球の歴史の中でも珍しい出来事であり、チームにとって屈辱的な瞬間となった
試合の詳しい経緯
試合は、ヤクルトの打線がモイネロ投手に対抗しきれなかった1回表、ヤクルトの1番バッター赤羽が初球を空振り三振に終わると、その後も次々とバッターがモイネロに打ち取られていく
結果として、3回までの全9つのアウトが空振り三振となり、ヤクルトの打線はほぼ手も足も出ない状態だった
4回に入ると、中村悠が唯一フェアゾーンに打球を飛ばしたが、相手の右翼手・柳町に好捕され、得点には至らなかった
記録的な三振数
ヤクルトは、5回までに計13三振を喫するという厳しい展開を迎えた特に、プロ野球の奪三振記録は95年に野田浩司と22年に佐々木朗希が記録した19個であり、モイネロの圧巻の投球はその記録に迫る勢いを見せた
過去の試合との比較
前日の試合ではヤクルトが西武に対して3得点を挙げ、14試合連続で得点が2点以下というプロ野球ワースト記録に終止符を打ったばかり翌日には超強敵のモイネロとの対戦が待っており、打線が軽やかに続くことは難しいという事態となった
ヤクルトの打撃成績(5回まで)
| 回 | バッター | 結果 |
|---|---|---|
| 1回裏 | 赤羽 | 空振り三振 |
| 中村悠 | 空振り三振 | |
| オスナ | 四球 | |
| サンタナ | 空振り三振 | |
| 2回裏 | 北村拓 | 空振り三振 |
| 沢井 | 空振り三振 | |
| 伊藤 | 空振り三振 | |
| 3回裏 | 武岡 | 空振り三振 |
| 山野 | 空振り三振 | |
| 赤羽 | 空振り三振 | |
| 4回裏 | 中村悠 | 左飛 |
| オスナ | 空振り三振 | |
| サンタナ | 左前打(記録は盗塁死) | |
| 5回裏 | 北村拓 | 空振り三振 |
| 沢井 | 空振り三振 | |
| 伊藤 | 空振り三振 |
キーワード解説
- 三振とは? 打者が投球に対してバットを振って球を打ち返せず、ストライク数が3回に達することを言います。三振は野球において非常に恥ずかしい結果であり、特に投手が優れたピッチングをしていることを示しています。
- 奪三振とは? 投手が打者を三振にすることを指します。奪三振が多いということは、投手のコントロールや球威が高いと評価されます。

