本塁付近で待機していたチームメイトから水しぶきを浴びた武岡は、「人生でサヨナラホームランを打ったのは初めて
すごく皆さんの歓声も聞こえて、人生で忘れられない瞬間だった」と感動を語りました
試合は2―2の同点で迎えた延長10回1死の場面、武岡は松本裕の直球を捉えて右翼席へ運びました
「塁に出ること、つなぐことを考えて、結果はついてくると思って自分を信じて振り抜きました」とプレー振りを振り返ります
武岡は今季の5月中旬に不調で2軍に落ち、その後約3週間の間、ファームで再起を図りました
「もう一度、1軍の舞台に活躍できるように」との思いで練習に取り組み、見事に結果を残すことができました
試合の展開を見ると、8回までは完全に負けムードが漂っていました
ソフトバンクのモイネロ投手には、球団ワーストとなる毎回の18三振を奪われましたが、ヤクルトのベンチには諦めの雰囲気はありませんでした
9回に入ると、無死一塁の状況でオスナが同点となる二塁打を放ち、見事に逆転への道を開きました
この勝利で、ヤクルトは今季3度目の延長サヨナラ勝ちを収め、4月の阪神戦以来、2か月ぶりの連勝を飾りました
借金17で依然として最下位に位置していますが、劇的な勝利が浮上の足掛かりとなることを期待させます
記録メモ
| 記録内容 | 詳細 |
|---|---|
| ヤクルトの三振数 | 延長を含む19三振は、球団2番目の多さ |
| 合計三振数 | 両チーム合計で過去最多の29三振を記録 |
キーワード解説
- サヨナラ本塁打とは?野球で試合の終了間際に出る逆転のホームランのことを指します。
- 延長戦とは?通常の試合時間を超えて、勝敗を決定するために行われる追加のイニングのことです。
- 三振とは?打者が球をバットで打たずにアウトになることを指します。

