プロ2年目の楽天大内誠弥が初先発で無失点の快投
2025年6月9日、東京ドームで行われた日本生命セ・パ交流戦で、楽天の19歳の投手、大内誠弥がプロ初登板初先発を果たし、巨人相手に4回1安打無失点という素晴らしい成績を収めた初回の投球練習では、力が入りすぎて球がバックネット裏に飛んでしまう場面があったが、その後は落ち着きを取り戻し、冷静な投球を展開した
冷静な判断がもたらした好投
大内投手は、初球の暴投後、「逆に力が抜けたのかなと思います」と話すなど、精神的な強さを見せた彼の最速148km/hに達する速球は時折高めに浮いたものの、これによって2つの三振を奪った
さらに、100km台のカーブや120km台のスライダー、チェンジアップを駆使し、3回と4回には連続して3者凡退を達成し、61球でマウンドを降りた
初先発の背景と次戦への期待
先発予定だった荘司投手が故障により離脱したため、大内選手に先発のチャンスが訪れたイースタン・リーグでの防御率1.97と安定した成績が彼に信頼を与えており、5日に初先発が発表された
試合前夜は午後11時に就寝し、午前8時過ぎに起床
「いつもよりちょっと寝すぎちゃった」と語る彼からは、心の余裕がうかがえた
地元出身の選手が見せる将来への希望
宮城・東松島市出身の大内選手は、高校時代も地元の日本ウェルネス宮城で活躍家庭も応援している中、無失点の投球を披露し、プロ生活の大きな一歩を刻んだ
次戦での初勝利に期待がかかる
監督からの期待の言葉
楽天の三木監督は、大内選手の初先発について「この大観衆の中で臆せず、しっかり投げられていたと思います今日のことを糧に、自分の成長につなげてほしい」とし、今後の成長を期待している
大内投手の初先発としてのパフォーマンスは素晴らしく、特に無失点で抑えたことは高く評価される。年齢に関係なく、大舞台でプレーできる力を見せたことは今後の活躍への大きな期待を呼ぶだろう。初球の暴投後の冷静さも、彼のポテンシャルを感じさせる。
キーワード解説
- プロ初登板とは?プロの選手として初めて試合に出場することを指します。若い選手にとって特別な意味を持つ瞬間です。
- 先発ピッチャーとは?試合の最初から登板し、ゲームの流れを支配する投手。チームの成績に大きな影響を与える重要な役割です。
- 三振とは?バッターが3回ボールを振っても当たらない場合、アウトとなることを指します。投手の力を示す指標の一つです。
- 防御率とは?投手が試合で失点した回数を元に計算される指標で、投手のパフォーマンスを評価するのに用いられます。

