3日に終身名誉監督の長嶋茂雄さんが亡くなって以来初めての本拠地・東京ドームでの試合を迎えた中、試合前の大型ビジョンには在りし日のミスターの映像が流され、選手たちは全員「3」の喪章を左胸に付けて試合に臨んだ
この日は実質的な追悼試合として臨まざるを得なかったが、結果は厳しいものとなった
巨人は今季6度目の零封負けを喫し、これで初の5連敗
交流戦は初戦から3連敗で、セリーグでは唯一の白星なしという不名誉な記録を持ち、現在、4位に転落している
首位の阪神とは5・5ゲーム差がついてしまった
試合後、阿部慎之助監督は、「みんな必死に勝とうと思ってやっている」と話し、若手選手たちにも前向きな言葉をかけた
「今いる戦力でやらなければならない
何とかできるものであればしたいが、フィールドに立つのは選手たちだ
これを良い経験にして成長してほしい」と鼓舞した
阿部監督は、胸につけた3番の喪章を見ると、「1つ勝つのは難しいよということを言ってくださっているのかもしれない
そう思ってやります」と語り、勝負の厳しさを再認識した様子を見せた
巨人は、この苦境をどう打破するのか注目される
巨人が厳しい状態にある中、阿部監督が若手を鼓舞する姿は印象的です。チームの伝統やミスターの背中を見つつ、選手たちが成長していける環境をどう整えていくのかが今後の焦点になりそうです。
キーワード解説
- 交流戦とは?プロ野球において、セリーグとパリーグのチームが対戦する特別なリーグ戦で、シーズンの中でも注目されるイベントです。
- 零封負けとは?試合中に得点を全く挙げられず、相手チームに勝たれてしまうことです。つまり、相手に0点で勝利を許すという非常に厳しい結果です。
- 喪章とは?故人を偲ぶために身につける印として着用するもので、通常は黒い布で作られています。

