特に際立ったのが、エスコンフィールドで行われた日本ハム戦での二本の本塁打だ
初回の4回、彼は投手の加藤貴のスライダーを捉え、スタンドに叩き込む14号を記録した
さらに8回の打席でも、146キロの直球を左バックスクリーンに運ぶ見事なスイングを披露
思わず「届くのかな」と思わせる弾道から、ボールはスタンドイン
これぞ「エグい」の一言に尽きる当たりだった
しかし、この8回の打席にはアクシデントがあった
カウント2-2からの6球目にスイングした際、予想以上にシュート回転したボールが、左手に衝突した
直接ボールが手に当たったのか、それともバットに当たったのかは定かではないが、その痛みは相当なものであったと想像される
佐藤はアイシングで応急処置を受ける中、痛みに耐えつつ、精神的な成長を見せながら、スライダーを右手で捉え、再び本塁打を記録することに成功
彼の„踏み込む“姿勢や、ミートに徹する今年のスイングには、精神面での成熟も感じられた
8回の本塁打も素晴らしいもので、外角低めの球を中堅へ打ち返した
泳いでいるようにも見えたが、相手に流されているのではなく、自らの技術を駆使して完璧に捉えたと言えるだろう
今後、他チームからの内角攻めは予想されるが、それに対しても我慢強く対処する姿勢を持つ佐藤
今季の佐藤輝は、今後も強打者としての存在感を放つに違いない
佐藤輝選手が2本の本塁打を放ったことは、彼の技術とメンタルの成長を示す良い例です。特に、痛みを堪えながらも打席に立ち、成功を収めた姿には多くのファンが感動したことと思います。今後がますます楽しみです。
キーワード解説
- 本塁打とは? 試合中に選手が打ったボールがフェンスを越えてスタンドに入ることを指します。
- スライダーとは? 野球で使用される変則球の一つで、投手がボールに回転をかけて、直進しながらも横に曲がるように投げる球種です。

