2点差で迎えた9回の、2死での代打栗原陵矢が打ったボールは力が入らず三邪飛に終わり、ヤクルトに対してカード負け越しを喫した
ソフトバンクの小久保裕紀監督は、「5回の伊藤の2ランが痛かった」と試合を振り返り、悔しさを滲ませた
試合は初回から動き出し、先発の松本晴はその初回に先制点を許してしまった
さらに5回には先頭バッターが四球で出塁し、続く伊藤に左越えの2ランホームランを浴びてしまった
松本は、5回で3失点し、この試合での2敗目となった
「先頭の四球からの追加点
あの場面で何とか粘らなければいけなかった」と自らを振り返った
7回には野村勇が7号となる2ランホームランを放ち反撃の糸口をつかむも、8回には柳町達が自身のシーズン規定打席に達する中前打を記録
しかし得点にはつながらなかった
柳町は個人成績で打率と出塁率ともにリーグトップに浮上し、「これからが勝負なので、慢心せずに頑張っていきたい」と意気込みを見せた
交流戦序盤の6連戦は4勝2敗という結果でスタートし、10日からは巨人およびDeNAとの本拠地での6連戦に臨む予定
小久保監督は、「欲を言ったらきりがないけど、しっかりホームで勝ち越せるように」とチームの奮起を促した
今回の試合では、ソフトバンクが初回から先制され、その後の追撃が思うようにいかなかった印象があります。特に伊藤選手の2ランホームランが勝負を決めたとも言えるでしょう。一方のヤクルトは、選手個々の成績が向上し、特に柳町選手が打率1位という結果は、チームにとっても良い材料となったと思われます。次の巨人戦でもこの勢いを持続できるかが見どころです。
キーワード解説
- 交流戦とは?プロ野球のセ・リーグとパ・リーグの2つのリーグが入れ替わりで行う試合のことです。この時期にチームの実力を比較できる貴重な機会となります。
- 打率とは?バッターが打ったヒットの数を、打数で割った数値で、選手の打撃成績を示す重要な指標です。高い数字であればあるほど、良い成績を示します。
- 出塁率とは?選手が出塁した回数を、チーム全体の打席で割った数字で、特に四球や死球も含まれるため、選手の出塁能力を表す良い指標となります。

