チームは2―0と完封勝利を収め、5連敗を脱出した
この日「5番・一塁」で先発出場した増田陸が試合のポイントとなる一発を放った
両チーム無得点で迎えた6回、二死走者なしから3番手・藤平の2球目、137キロの低めフォークを捉えると、左翼スタンドへ先制ソロを運んだ
このホームランは、試合の流れを変える重要な得点となった
続けて代打として登場した丸が同じく2球目・149キロの高めの直球を強振し、右翼席へ今季1号ソロを叩き込み、リードを2点に広げた
阿部監督は「チームを救ってくれたホームランだったと思います」と、その瞬間を振り返った
投手陣も好調だった
先発登板したグリフィンは、6回102球を投げて4安打無失点という成績を残した
初回から浅村に死球、続く村林に四球を与えて二死満塁のピンチを迎えたが、最終打者・小郷を三邪飛に打ち取って無失点に抑えた
阿部監督は「制球が乱れていたが、なんとか粘ってくれた」と選手を称賛した
8回には不安を抱えつつも3番手の大勢が登板
前回登板のロッテ戦(5日、ZOZOマリン)では、延長10回の二死満塁から押し出し死球でサヨナラ負けを喫したが、この日は先頭の代打・鈴木大に左前打を許したものの、後続を断ち切り無失点に抑えた
阿部監督も「不動のセットアッパー」と信頼を寄せた
9回には守護神・マルティネスが登板し、開幕から25試合連続無失点という球団新記録を達成
監督は「彼がいることによって試合を締めくくれている」と、その存在の重要性を強調した
なおこの日、巨人・終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日に亡くなり、その日初勝利を挙げ、「弔い星を届けた」と意気込む阿部監督は「最後まで、粘り強く戦っていけたら」との意気込みを口にした
今回の試合で巨人が見せたパフォーマンスは、チームの結束力を感じさせるものでした。特に、ホームランを放った選手たちが試合の流れを変え、投手陣がしっかりとそれを支えたことが印象的です。この勝利は、監督や選手たちにとって重要な意味を持ち、今後の試合への士気を高める結果となったでしょう。
キーワード解説
- 完封勝利とは?:相手チームに1点も与えずに勝つことを指し、投手陣の優れたパフォーマンスを示します。
- ソロホームランとは?:1人の打者が試合の進行中に打ったホームランのことで、チームに追加点を与える効果があります。
- セットアッパーとは?:試合の終盤でリリーフ投手として登板し、試合を安定させる役割を持つ投手を指します。
- 守護神とは?:試合の最終局面で登板し、勝利を確実にするためのリリーフピッチャーのことです。

