桐敷投手は今季、1勝1セーブ、9ホールドを記録し、防御率は驚異の0.45を誇る
その成長の背景には、大学時代を指導した新潟医療福祉大学の鵜瀬亮一監督（44）の存在がある
新潟での凱旋登板
桐敷投手は、5月13日に行われた横浜DeNAベイスターズ戦で大学時代の地元、新潟で凱旋登板を果たし、見事に強力な打線を三者凡退に抑えたこの試合を見守った鵜瀬監督は、「新潟のファンがあれほどの熱い声援を送ってくれるとは思っていなかった」と感激のコメントを寄せた
監督との出会いと成長のきっかけ
桐敷選手と鵜瀬監督の出会いは、彼が埼玉の本庄東高校に在籍していた頃に遡る当時、監督は彼の1年時に指導したが、桐敷選手はプロの選手とは思えないほど未熟だった
しかし、彼のひたむきさが印象に残り、鵜瀬監督は彼に対して「一緒に野球をやりたい」と期待を寄せた
リーグ史上初の完全試合を達成
2021年10月11日のドラフト会議で阪神に3位指名された桐敷選手は、指名の数日後、平成国際大学戦でリーグ史上初となる完全試合を達成監督はこの勝利を「彼の可能性と人間性が示された瞬間」と振り返り、感慨深い様子で語った
働き続ける姿勢
鵜瀬監督によれば、「3時間の全体練習の中で、休んでいる姿を見たことがない」と桐敷選手の普段からの努力を称賛している彼のプロとしての成長は、努力と真剣な姿勢によるものであり、その成果が今シーズンの活躍につながっていることは間違いない
桐敷拓馬投手の活躍は、多くのファンに感動を与えるものである。夢を追い続ける姿勢や、指導者からの期待に応える努力が、彼の成長を実現させた。その成果が今の素晴らしい成績に繋がっていることを証明しており、これからの活躍も楽しみだ。
キーワード解説
- ホールドポイントとは？：リリーフ投手が1試合中に同点またはリードを守った状態にすることを指します。それぞれの防御率や成績とともにチームへの貢献度を示す指標です。
- 防御率とは？：投手が与えた自責点を投球回数で割った値です。この数値が低いほど投手の成績は良いとされ、チーム全体の勝利にもつながります。
- 完全試合とは？：投手が試合を通じて、相手チームの選手に一人も出塁させずに試合を終えることを指します。達成は極めて難しく、野球の中でも最高の成績の一つとされています。
