試合の9回、石井がマウンドに立つと、先頭打者の廣岡大志内野手からのピッチャー返しの打球が右側頭部付近に直撃し、即座に倒れ込んだ
試合は0-0の均衡した状況の中で行われており、打球が直撃した瞬間、甲子園球場は騒然とした
石井には藤川球児監督を含むチームメートが駆け寄り、すぐに担架が用意され、担架で退場する事態となった
スタンドからは「頑張れ、頑張れ、石井」という声援が飛び交った
石井は昨シーズン、自己最多の56試合に登板し、30ホールド、防御率1.48という素晴らしい成績を記録した
今年はクローザーとしての役割も増えており、現在までに24試合に登板し、防御率0.36、17ホールド、3セーブを達成している
これが、石井にとってシーズン中の大きなアクシデントとなる可能性がある
一方、オリックスは5月30日に中日から金銭トレードで獲得した岩崎翔投手を1軍登録した
それに伴い、前日の阪神戦に登板した東晃平投手が登録抹消となった
石井選手の頭部への打球はとても心配な状態です。近年、プロ野球では選手の安全が強調されていますが、こうしたアクシデントは未だに避けられません。特に、頭部への影響は選手生命にも関わるため、今後の治療経過が大変気になります。また、石井選手は今シーズン特に良い成績を残していただけに、チームにも大きな影響を与えることでしょう。
キーワード解説
- 打球とは?:プロ野球において、選手がバットでボールを打った際に生じる飛び道具のこと。
- ピッチャー返しとは?:打者が打ったボールがピッチャーの方向に返ってくることを指す。
- 防御率とは?:投手が何点失点したかを示す指標。小さいほど成績が良い。
- ホールドとは?:試合において、リリーフ投手が与えた得点を抑えつつ、チームの勝利に寄与することを示す指標。
- クローザーとは?:試合の終盤に登板し、勝ち試合を確保するために投げる投手。

