巨人、育成選手2名を支配下登録し新たな戦力に期待

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プロ野球・巨人は9日、育成左腕の山田龍聖選手と育成外野手の鈴木大和選手の支配下登録を正式に発表しました

記者会見では、両選手とも意気込みを語り、山田選手の背番号は011から64に、鈴木選手は003から98に変更されることが決定しています

特に注目されているのは、JR東日本から2021年のドラフトで2位指名を受けて入団した山田選手です

昨季までは一軍登板がなかったものの、昨年11月に参加したオーストラリア・ウインターリーグで腕を磨き、2024年のオフには育成契約となるなど、波乱の経歴を経ています

今季はウエスタン・リーグに参加し、3月から5月下旬まで派遣された結果、2勝2敗、防御率1.79という好成績を残しました

山田選手の今後については、球界内からも注目されています

元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで「巨人に現れた左腕がヤバかった」と題した動画をアップし、山田選手について「これは勝てるピッチャーだよ」と強い期待を寄せています

高木氏は、山田選手の特徴に「テイクバックが小さく、ボールの角度やキレは1軍レベル」と述べ、「タイミングが合うときと合わないときがあるが、全てが合いだすと勝てるピッチャーになる」と、その可能性に言及しました

また、持ち球にはまっすぐやチェンジアップ、ツーシーム気味のボールがあり、それらをうまく使って勝負できる能力が「面白い存在」とされています

山田選手の働き場所としては、現在のチームでの救援陣の調子がやや不安定なため、初めは中継ぎの役割を担う可能性も高いと高木氏は指摘しています

左腕リリーバーとしては石川達也選手が活躍していますが、彼が7回のピッチングに苦しんでいることから、山田選手が救いの手となる可能性も視野に入れています

さらに、高木氏は「広島の左腕エース、床田寛樹のような投手を目指すべきだ」とアドバイスを送りました

チームにとって、左腕選手は勝負を有利に進めるための重要なピースです

山田選手がどのように戦力として活躍するか、今後の阿部監督の起用法にも注目が集まりそうです

この記事からは、巨人が育成選手を支配下登録したことによる新たな戦力強化に対する期待が伺えます。特に山田選手は、左投手としての特性を生かしてチームに貢献できる可能性が高いと言えます。高木氏の分析からも、山田選手はなかなかのポテンシャルを持っており、今後の活躍が楽しみです。選手たちがいかにして一軍での位置を確保し、チームを支えていくのかが注目されるポイントです。
キーワード解説

  • 支配下登録とは? 支配下登録とは、プロ野球において選手が球団と契約を結び、正式にチームの一員として認められることを指します。これにより選手は一軍での出場が可能となります。
  • ウインターリーグとは? ウインターリーグとは、オフシーズンに選手が参加するリーグで、通常は海外で開催され、若手選手が多く参加しています。成績を残すことで実力をアピールできる貴重な機会です。
  • テイクバックとは? テイクバックとは、投手が投球動作を行う際に腕を引き上げる動作のことです。これが小さくなることで、ボールのリリースが早くなり、打者にとっては投球を読むことが難しくなります。

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