彼は、８回を投げて９安打を許しながらも、わずか２失点に抑えた
しかし、対するＤｅＮＡの先発投手バウアーは、９回を完投し、７安打を浴びながらも１失点で勝利を収めた
これにより、伊藤は今季３敗目を喫する結果となった
伊藤は試合後、自身の投球内容を振り返り、「後半にかけて調子が上がりましたが、少し慎重になりすぎた部分もありました
失点のほとんどが変化球を打たれたものだったので、自分の良さを失ってしまった」と反省の弁を述べた
この試合で対戦したバウアーに対しては、「カーブがすごくて、驚きました」と笑顔で語った
伊藤は三振を三度喫したが、「野手がヒットを打てない中で、僕が打てるわけがありませんでした
彼のピッチングは素晴らしかったし、いい勉強になりました」とコメント
バウアーのカーブは、映像で見ると特有の山がなく、スライダーに近い軌道を持つことを感じ取ったようで、「ああいうボールを投げられるようになりたい」と目標を掲げた
両投手の完投試合は、伊藤にとって特別な経験となった
「バウアー選手はリスペクトするピッチャーの一人です
負けて悔しい気持ちもありますが、この試合は私の野球人生において非常に重要なものになったと思います
彼のような気迫を持つピッチャーになりたいと改めて考えさせられた、良い刺激を受けました」と語った
伊藤大海投手はこの試合を通じて、強い投手との対戦によって自らの課題を少しでも明確にできたと言えるでしょう。大物ピッチャーから学ぶ姿勢は、今後の成長に繋がる大切な体験となったのではないでしょうか。
キーワード解説
- 完投とは？：試合終了まで投げ続け、リリーフ投手を使わずに試合を終えることを指します。
- カーブとは？：ボールが投げられる際に、通常の直球とは異なる軌道を描く変化球の一種です。バウアーのカーブは特に角度を感じさせ、打ちにくいとされています。
