彼は８回を投げ、今季最多の１２８球を投じ、結果として３安打８奪三振という素晴らしい成績を収めた
しかし、試合が１―１の同点に進んだ９回にはマウンドを後続に託し、今季３勝目の獲得は見送られた
試合の初回、種市は打者増田に対してストライクを先行させ、左飛、若林との対戦では遊ゴロを打たせ、泉口は速球で見逃し三振に仕留めた
また、２回には寺地の盗塁阻止もあり、２三振を奪い大量得点を防いだ
種市は、３回には藤原の先制ソロホームランによって援護を受け、気を取り直した
しかし、５回には吉川に同点ソロを浴びてしまった
この回は２死から中山にヒット、浅野に死球を与え、さらにピンチを招くも最後はスプリットで三振を奪い切り抜けた
同点のまま試合は進み、７回には吉川に四球を与え、岸田にはまたも大飛球を打たれるが、藤原の好捕が光った
８回には満塁のピンチを迎えるも、再びスプリットで切り抜け、試合を持ちこたえた
種市は交流戦においては通算８試合で３勝をあげており、巨人戦では昨年に続く好投を見せた
今季は開幕前から２勝３敗、防御率３・８９を記録している
前回の登板では、右肘の張りを抱えながらも無失点に抑える好投を見せており、吉井監督もその出来上がったボールを評価していた
ただし、ロッテチーム全体としては、低迷を続けており、交流戦前の時点で借金は１４に達し、１２球団最下位の打率となっている
体制の強化を図るために、サブロー監督が１軍ヘッドコーチに昇格するなどの配置転換が行われ、今シリーズに臨んでいる
開幕カードの巨人との３連戦は、雨天中止となった初戦を経て、直近の試合では他の投手も好調で、この日の試合で勝利を収めれば、１１カードぶりのカード勝ち越しとなる可能性があった
今回の試合では、種市投手が素晴らしい成績を収めたにもかかわらず、勝利を手にできなかったことは、チームの状態を反映しています。ロッテの打撃陣の低迷が続いており、全体的な戦力向上が求められます。新たな体制で戦う中で、選手全員の奮起が期待されます。
キーワード解説
- 先発とは？ 先発とは、野球において試合の初めにマウンドに上がる投手のことです。先発投手は、試合の流れを作る重要な役割を果たします。
- 奪三振とは？ 奪三振とは、投手が打者を三振に打ち取ることを指し、特に強い投手を示す指標となります。
- 防御率とは？ 防御率とは、投手が自責点をどれだけ抑えられたかを示す数字で、低いほど投手の成績が良いことを示します。
