この試合では、8回までに3安打8奪三振1失点を記録
試合後のコメントでは、同い年である巨人の山崎伊織投手との投手戦を「意識していた」と述べ、「初回のピッチングを見て、もし1点でも取られたら厳しい状態になると思っていたので、丁寧に投げた」と振り返った
二人はともに1998年生まれの26歳ということで、種市は山崎を意識する存在とし、映像を参考にしながら投球に活かしているとのことだ
「あのシュートを投げたいなあ」とも語り、次回は教えを請おうと冗談交じりに話した
試合が進む中、8回には9番の門脇選手が三塁線へセーフティーバントを成功させ、2死満塁の窮地を迎える
しかし、種市はその状況から142キロのスプリットを投じ、キャベッジ選手を中飛に仕留め、危機を脱出
彼のピッチングには熱意が感じられ、マウンド上で声を上げた
前回の登板では右肘の張りから14日ぶりの復帰となり、96球を投げたが5回で5安打無失点という結果だった
その際、球数の多さを反省していたが、今回はテンポ良く投球し、5回終了時点で73球で済ませた
「前回の課題を1週間で潰せたのも大きい」と彼は自信を示した
今季は8試合に登板し、成績は2勝3敗、防御率3.42
交流戦では無敗を維持し、9試合で3勝を挙げている
今回の試合は勝ち星こそ得られなかったものの、「今季で1番納得のいく投球ができた」と手応えを得た様子だった
試合は延長10回の2死満塁から、高部選手の押し出し死球によってサヨナラ勝ちとなり、チームは11カードぶりの勝ち越しを決めた
この試合では、種市選手の投球が光ったものの、勝ち星には結びつかずファンにとってはやや残念な結果となった。しかし、彼の成長やチームの勝利が次に繋がることを期待したい。
キーワード解説
- サヨナラ押し出し死球とは？試合の終盤において、投手が四球を与える形で得点が入ることを指します。
- 防御率とは？ピッチャーが与えた失点を基に計算される指標で、投手の成績を示す重要なデータです。
- セーフティーバントとは？バッターがボールを軽く打ち、走って一塁に出る戦術で、単打と同様のヒットを狙うプレーです。
