甲子園の整備の裏側を語る阪神園芸・金沢部長がラジオ出演

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ABCラジオの番組「おはようパーソナリティ小縣裕介です」に、甲子園球場のグラウンド整備を担当する阪神園芸株式会社の金沢健児さん(58)が生出演し、そのプロフェッショナルな取り組みや思いを語りました

甲子園の水はけの秘密

金沢さんは、甲子園の水はけの良さについての質問に、「甲子園は100年の歴史を持ち、先人たちが培った技術が今に生きている」と答え、長きにわたる伝統の重要性を強調しました

甲子園球場は日本のプロ野球の聖地であり、常に良好なコンディションを維持するための工夫が続けられています

神整備と呼ばれる理由

「神整備」という称号は、特に2017年のクライマックスシリーズでの雨中戦によるものです

この試合では、激しい雨の中での整備が話題を呼びました

金沢さんは、悪天候の中でも選手たちがプレーできる環境を整えることが自身の使命だと語りました

シーズン前の準備

シーズンに向けて、金沢さんは「土の厚みは約30センチで、雨を有効に利用しながら畑を耕すことが重要」と説明し、甲子園のグラウンド整備における手法を紹介しました

これには、適切な水分量や土の柔らかさの調整が含まれます

選手の要望に応える整備
金沢さんは、選手たちからの要望をしっかりと受け止めることで、コンディションを維持しています

例えば、元中日監督の立浪和義さんからは三塁の土の水分調整を求められ、選手たちが快適にプレーできるよう調整を行っています

さらに、金沢さんは、投手陣からのマウンドの硬さについてのリクエストに対応し、それぞれの選手に合わせた仕上げを心がけています

これは選手のパフォーマンスに直接影響するため、非常に重要なポイントです

現在、関西地方は梅雨入りしており、阪神は17日からのロッテ、ソフトバンクとの6連戦に備えています

金沢さんは「長いシーズンになる」と覚悟を語り、整備チームの努力が今後も求められることを示唆しました

また、ABCラジオでは「スーパーキャンペーン祭」を開催中で、阪神タイガースを応援して特典を得る企画も進行しています

金沢健児さんが語る甲子園の整備には、技術の継承や選手からの要望に応じた対応など、プロとしての強い使命感を感じます。長い歴史を持つ甲子園球場での整備は、選手やファンにとっても非常に重要です。
キーワード解説

  • 甲子園とは?甲子園は兵庫県にあるプロ野球の聖地とされる球場で、日本全国の高校野球などの重要な試合が行われています。
  • 整備とは?整備とは、スポーツやその他の活動のために必要な環境や施設を整えることを指します。グラウンド整備は、特に天候や天候条件に配慮して行われます。

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