急遽出場選手登録された山田投手は、ソフトバンク戦で1死満塁の厳しい状況下でマウンドに上がりましたが、見事なピッチングで難局を切り抜けました
山田龍聖の緊急登板
この試合の先発ピッチャーは左腕の井上温大投手（24）でしたが、井上は初回に先制点を許し、続く2回には1番打者の周東選手に頭部死球を与え、プロ初の危険球退場となりました危険球とは、投手がバッターを故意または不注意で危険な部分に投げた結果、プレーが中止されることで、これが起こると投手は即座に試合から退場となります
ピンチでの好投
ピンチの場面でマウンドに上がった山田投手は、2番打者の今宮選手をチェンジアップ（変化球の一種で、緩いボール）で誘い、三ゴロ併殺という結果を導きましたこの素晴らしい火消しの場面で、山田は左拳を握りしめて雄叫びをあげ、ベンチの阿部監督をはじめとする首脳陣も安堵の表情を浮かべていました
経歴と今後の展望
山田投手は高岡商業高校からJR東日本を経て2021年のドラフトで巨人に入団しかし、プロ入りからの3年間は1軍登板の機会が無く、昨シーズンのオフには育成選手契約に移行しました
今年は再び巨人に復帰し、支配下選手に登録されたことで大きな成長を遂げたとされています
今後、更なる活躍が期待されます
今回の山田龍聖投手のデビューは、緊急登板という厳しい条件ながらも、その実力を証明する、まさに試練を乗り越えた瞬間でした。今後の成長が非常に楽しみであり、巨人において大きな戦力となることが期待されます。
キーワード解説
- 危険球とは？投手がバッターの頭部や体に危険な投球をした際に適用されるルールで、投手はその試合から退場となります。
- チェンジアップとは？ボールの速度を遅くして投げる変化球で、バッターのタイミングを外すために用いられます。
