この試合は、特に8回の展開が重要でした
阪神は2点リードで迎えた8回、セットアッパーとして登板した桐敷拓馬が連打を浴びてしまいました
試合の流れ
桐敷はまず、1死一、二塁のピンチを招きます続いてネビン選手が右翼線に適時二塁打を放ち、1点を献上
また、1死満塁の状況で源田選手に左前適時打を許し、試合は同点に
その後、山村選手には右前適時打を浴び、勝ち越し点を与えてしまいました
これにより、桐敷は16試合ぶりの失点となり、この試合での救援が失敗に終わりました
投手陣の課題
現在、阪神の鉄壁の中継ぎとして知られる石井選手が脳しんとう特例措置で抹消中であり、この日も前投手の湯浅選手が控えメンバーから外れていましたこの投手陣の不在が、逆転負けの一因になったと考えられます
阪神の先制点
試合の序盤では阪神がペースを握っていました今季6勝を上げている左腕・隅田投手に対して、「9番・三塁」で起用された熊谷選手が2回の2死一、三塁の場面で、右前へ先取点をもたらす適時打を放ちました
さらに、3回には1死から佐藤輝明選手が四球を選び、二盗を決めその後にヘルナンデス選手が右中間適時二塁打を放つなど、阪神の打撃陣が力を発揮しました
盗塁の活用
この試合では、初回には近本選手が三盗を成功させ、4回までにチーム全体で4度の盗塁を決めるなど、盗塁数リーグトップというストロングポイントを活かしました特に、盗塁は試合の流れを変える重要な要素となることが多く、この試合でも効果的に機能しました
また、先発の才木選手も6回を投げて4安打無失点と好投し、無失点イニングを29回1/3にまで伸ばしました
これにより、阪神は試合の序盤を優位に進めることができました
なお、DeNAも敗戦したため、阪神は3.5ゲーム差を維持しています
今回の試合で阪神は、8回にピッチャーが不安定になったことで逆転負けを喫しました。連勝はストップしたものの、打撃や序盤の投手陣は光る場面が多くありました。今後の試合で、どのようにピッチャー陣が復調するかが鍵となります。
キーワード解説
- セットアッパーとは？：リリーフ投手の中で、特に重要な局面で試合を締めくくる役割を担うピッチャーのことを指します。
- 無失点イニングとは？：ピッチャーが相手打線に得点を許さず、イニングを終えることを意味します。
- 適時打とは？：試合の中で、得点を直接もたらすヒットのことで、特にランナーがいるときに打つ打撃のことを指します。
