阪神、盗塁の積極性で新しいスタイルを確立 – セ・リーグ首位を維持するも敗戦

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2025年6月10日、セ・リーグ首位を走る阪神タイガースは西武ライオンズとの試合で2-4の敗北を喫し、連勝が4でストップした

しかし他のセ・リーグの上位球団も敗れたため、ゲーム差に大きな影響はなかった

走塁の積極性が光る試合

この試合の特徴は、阪神の走塁に見られる積極性だった

4回終了時点で4盗塁(5企図)を成功させ、特に初回にはリードオフマンの近本光司が三盗を決めた

続く2回には熊谷が二盗に成功し、3回には佐藤輝明が二盗を決めた

4回にも再び近本が盗塁を成功させ、相手の先発投手であるエース・隅田の攻略に寄与した

チームの盗塁数の進化

昨季の阪神はチーム全体で41盗塁を記録し、これは12球団中11位の低迷した数字であった

しかし今季59試合を終えた時点で49盗塁を達成し、リーグトップの成績を記録している

チーム理念の変化

試合後、筒井壮外野守備走塁コーチは「盗塁で相手バッテリーにプレッシャーをかけること自体は良い」としつつも、勝利が最も重要であると強調した

コーチは2018年からチームの走塁改革に取り組み、著しい成果を上げている

守備の堅実さも重要な要素
阪神は今季、失策数の少なさが特徴で、12球団中最少の22失策を記録

チーム防御率も2.05でトップに立っており、堅実な守備力が試合の勝敗に大きく影響している

監督の冷静さと次への期待

試合後の藤川球児監督は「こういう日はもちろんある

また明日がある」と冷静なコメントを残し、新チームの成長に期待を寄せた

その発言からは、チームのさらなる快進撃が続くであろう意気込みが伺える

阪神タイガースが見せた走塁の積極性は、攻撃に新たな息吹を与え、チームの成績向上の鍵となっています。特に昨季からの盗塁数の急増は、コーチや選手たちの努力の賜物といえます。今後もこのスタイルが続く限り、阪神の強さは一層増すことでしょう。
キーワード解説

  • 盗塁とは?: 野球において、走者が次の塁に走り込むことで、相手チームの投手の投球やキャッチャーの捕球の隙を突く戦略の一つです。
  • 防御率とは?: 投手が与えた自責点数をもとに、9イニングあたりに換算したものです。この数字が低いほど投手の成績が良いことを示します。
  • 失策とは?: 守備時に選手がミスを犯し、アウトを逃すことを指します。この数字が少ないほど守備力が高いことを示します。

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