巨人・山田龍聖投手、プロ初登板で見せた 優れたピッチング術

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巨人・山田龍聖投手(24)が、6月10日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)でプロ初登板を果たしました

山田投手は、チームが困難な状況に直面している中、見事なピッチングで3回1失点という好成績を収めました

突如訪れたピンチ

試合の2回、一死一、二塁の場面で先発の井上投手が周東選手に頭部への死球を与えてしまい、危険球退場となりました

このため、チームはすぐにブルペンからの投手を投入する必要があり、マウンドに登場したのは、前日の9日に支配下契約が発表されたばかりの山田選手でした

山田投手の冷静な対応

山田投手は、プロ16年目のベテラン今宮選手との対戦で一死満塁という絶体絶命の状況にありましたが、カウント1−2からのチェンジアップで併殺打を奪い、ピンチを脱しました

その後も4回までは無失点投球を続けます

5回には今宮選手と柳町選手に連打を許し、一死一、三塁のピンチを迎えるも、3番手の石川投手にマウンドを引き継ぎました

初々しさを見せる山田投手

試合前には「大勢さんに球場まで連れてきてもらいました

分からないこともあります」と初々しさを見せていた山田選手

しかし、投球後は「今日は感覚的にあまり良くない中で、低めに集められたと思います

課題がちゃんと出たので、潰していきたい」と冷静に振り返り、自身のストレートが競争力があることを認識し、次回登板に向けた闘志を燃やしました

山田龍聖投手の初登板は、プロとしてのキャリアの始まりを象徴するものであり、彼が見せた投球は期待を裏切らないものでした。厳しい状況下で冷静に対応する姿勢と次の登板に向けた意欲に、将来への大きな夢を感じました。
キーワード解説

  • 危険球退場とは?:野球において、ピッチャーがバッターに死球を与え、その死球が頭部に達する場合、審判がピッチャーを退場させるルール。
  • チェンジアップとは?:ピッチャーが投げる球種の一つで、ストレートよりも遅い速度で投げられ、バッターのタイミングを狂わせる効果がある。

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