巨人・田中将大投手、2軍戦での投球内容を振り返る

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◆イースタン・リーグ 巨人―日本ハム(11日・ジャイアンツタウンスタジアム) 巨人の田中将大投手は、この日行われた2軍戦に先発し、合計5回を91球で投げました

結果は7安打4失点、3奪三振というものでしたが、降雨によるぬかるんだマウンドという厳しいコンディションの中での投球でした

特筆すべきは、3回以降は無失点に抑えた点です

最高速度は145キロを記録しました

このプロ野球において、イースタン・リーグは主に2軍選手の育成を目的として行われるリーグです

田中選手は、1軍でも実績を持つ野村佑希、田宮裕涼、アリエル・マルティネスらが名を連ねる日本ハム打線相手に投げるため、初回から緊張が見えるスタートとなりました

試合開始早々、田中は4安打を浴びて3失点するという苦しい展開でした

先頭打者の宮崎を三ゴロに打ち取ったものの、続く中島には四球を与え、田宮には右前安打を許します

日本ハムの攻撃が活発化する中、1死一、二塁から4番の野村選手に左前適時打、さらに有薗選手にも左前安打を許しました

これにより、1死満塁となった場面でマルティネスには右犠飛を許し、続く若林にも適時打を浴びてしまいました

2回にも失点を重ね、先頭の阪口選手に中前安打を浴びた後、犠打で1死二塁となり、2死から田宮に2打席連続の中前タイムリーを許しました

4番の野村は左飛に抑えましたが、ここまでに4点を失いました

ここから田中は立ち直り、3回以降は見るべきピッチングが続きました

有薗選手を2球で遊直、マルティネスを初球で二ゴロに打ち取り、最後は若林を内角低めのスプリットで空振り三振に仕留めました

4回も細川選手を三邪飛、阪口を二ゴロ、宮崎を三ゴロで3者凡退に抑えます

試合進行中、雨が強まりぬれたマウンドでの投球は難しくなりましたが、5回には2死二塁から有薗選手を外角いっぱいに決まったスライダーで見逃し三振に抑えるなど、意地を見せました

日米通算200勝に向け、残り2勝に迫っている田中投手

5月に2軍降格して以来、ファームでの3登板で防御率1.17と好成績を残しており、1軍復帰への期待が高まります

田中将大投手の2軍戦での投球内容は、結果としては苦戦が目立ちました。しかし、雨による特殊なコンディションの中で、3回以降無失点に抑えるなど、彼の投球技術が見続けられたことは評価できます。日米通算200勝に向けて、今後の成長を期待したいと思います。
キーワード解説

  • イースタン・リーグとは?
  • 防御率とは?
  • 奪三振とは?

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