阪神、逆転負けで連勝ストップ 桐敷の誤算と緻密な戦略が明暗を分ける

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阪神タイガースは10日、西武戦で2-4と逆転負けを喫し、連勝が4でストップした

この試合では、2-0で迎えた8回に、防御率0点台を誇る桐敷拓馬投手(25)が、4失点を喫するというまさかの展開が待っていた

桐敷は、4月15日のヤクルト戦以来、16試合ぶりの失点で逆転を許してしまった

これに対し、6回無失点の才木浩人投手(26)の好投も、結果的に無駄になってしまった

試合は阪神が優勢に進めていた

特に、立ち上がりから西武のエース隅田知一郎投手(25)を足で攻略した点が光った

近本が三盗を決めるなど、積極的な走塁が得点に結びつかなかったものの、3回にはヘンナンデスがタイムリー二塁打を放ち、阪神はリードを広げていた

その後も、隅田のクイックタイムが1.5秒と反応が遅れがちなところを突かれ、盗塁が成功した

試合が進む中、阪神の選手たちは西武バッテリーとの相性を生かしたプレーを披露し、勝利が見えかけた

しかし、8回からマウンドを任された桐敷が誤算となった

西川、滝沢に連打を許した後、牧野のバントは素晴らしいフィールディングを見せたが、続くネビンにしぶとくフォークを打たれ、失点が続いた

この結果、阪神は数分の差で“不敗神話”が崩壊することとなった

試合を振り返ると、阪神にとっては勝利を掴むチャンスがあっただけに、悔しい結果となった

不敗神話を誇った30試合連続のリードを守れなかったことは、今後の戦略に影響を与えることが予想される

阪神の試合は、攻撃面での戦略が成功したかに思えたが、終盤の投手交代が響いた。特に、桐敷投手の失点はシャッターを開けたかのように西武打線に反撃の機会を与えてしまった。逆転負けとなった試合を受けて、今後の阪神の戦略にどのような影響を与えるのか、興味深い。
キーワード解説

  • 防御率とは?:投手がどれだけ失点を抑えたかを示す指標で、数字が低ければ低いほど良い成績を表す。
  • クイックとは?:投手が走者を牽制するための投球動作で、速やかな投球が求められる。
  • タイムリー二塁打とは?:状況的に得点につながる二塁打を指し、重要な場面での打席で特に価値がある。
  • フィールディングとは?:野球において守備の技術を指し、特にボールを捕球したり、投げたりする技術を意味する。

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