巨人・西舘勇陽がプロ初勝利に迫る好投、ソフトバンク戦での先発デビュー

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巨人・西舘勇陽がプロ初勝利に迫る好投、ソフトバンク戦での先発デビュー

2025年6月11日、みずほペイペイドームにて行われた日本生命セ・パ交流戦で、読売ジャイアンツの西舘勇陽投手(23)が、ソフトバンクホークス戦で今季初の先発登板を果たし、見事なピッチングで観客を沸かせた

西舘投手は、7回を投げて3失点、6安打、6三振を記録し、この試合の先発勝利の権利を持ってマウンドを降りた

特に、投球内容が光ったのは3回であり、元チームメートであるソフトバンクの秋広優人選手からの二塁打をきっかけに3連打で1点を失った

しかし、その後のピンチでは、二死一、二塁の場面で2番打者・今宮選手を遊併殺に打ち取り、得点を防ぐ重要なプレーを見せた

西舘投手は、その後もカットボールを駆使し、フォアボールを一つも出さずにアウトを重ねていった

7回には2点を返される場面があったが、最後の2死二塁のチャンスで再び秋広選手をカットボールで三振に仕留め、111球を投げきった

彼の投球は、明らかに成長を遂げたものであり、多くのファンから期待が寄せられる

西舘投手は、名門・花巻東高校を経て中大に進学し、2023年のドラフトで1位指名を受けて巨人に入団

昨季は先発、中継ぎの両方を経験し、28試合に出場したのに対し、今季はこれまで救援として5試合に登板し、防御率は2.57を記録していた

5月の降格後は2軍での成績も良好で、8試合で3勝0敗、防御率は1.06と安定感を見せていた

試合前日にはチャンスをしっかり生かしたいと力強く語っており、この日の好投にその思いが現れた結果となった

昨年8月23日の中日戦での先発登板以来の1軍先発で、彼にとってもかなりのプレッシャーがあった

しかし、彼自身は「2軍で結果を出しても1軍で出ないというのが続いていたので、自分の気持ちが大事」と心に決め、挑んだ一戦が実を結んだ

西舘投手の好投は、彼の成長を感じさせるものでした。若手投手として期待される彼が、試合でのプレッシャーに打ち勝つ姿は多くのファンに希望を与えました。これからの成長にも注目が集まります。
キーワード解説

  • カットボールとは? カットボールは、投手がボールを投げる際に、スライダーに似た回転をかけて投げる変化球の一種です。この球種はバッターにとっては非常に打ちづらく、特に内角や外角に鋭く曲がることで打者のタイミングを狂わせる効果を持ちます。
  • 防御率とは? 防御率は、投手がどれだけ得点を許したかを示す指標で、低いほど優れた投手とされます。具体的には、9イニング(1試合)で投手が許した自責点の数を基に算出され、1ゲームあたりの得点を簡潔に示します。
  • ピンチとは? ピンチとは、野球において得点を許す危険な状況を指します。例えば、ランナーが scoring position(得点圏)にいる場面は、周囲が緊張感を持つため「ピンチ」と表現されます。

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