DeNA・山本祐大が先取点、若手捕手松尾との競争が激化

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(日本生命セ・パ交流戦、オリックス-DeNA、2回戦、11日、京セラ)DeNAが先取点を取った場面は、大阪市出身の捕手、山本祐大が見せた活躍に大きく寄与した

試合は3回、先頭の松尾が四球を選ぶと、続く山本の打席でヒットエンドランが成功

1ボールから2球目に放たれたその打球は、左中間を破る適時二塁打となった

山本は「幼少期から京セラドームに通い詰めていたので、この場でヒットを打ててとても嬉しい」と試合後に笑顔で振り返った

出場機会を増やしている3年目の松尾選手は、今季月間打率・429を誇り、バウアー選手などのバッテリーを組むことが多くなっている

彼は「自分はこれからもっと強くなり、正捕手の山本を超えたい」と熱意を示している

一方、35歳の戸柱選手も「年齢差を見せられないように頑張りたい」と意欲を燃やす

捕手争いはまさに白熱の状態にある

三浦監督はこの競争について「山本祐大の方が技術は上」と評価を下しつつも、「松尾汐恩は1軍の舞台で大いに成長している

打撃力だけではマスクをかぶれない」と強調した

守備面でも、山本は1-0の場面で二盗を阻止し、安定したプレーを見せた

今季のDeNAには若手捕手とベテラン捕手が競い合っている構図があり、特に松尾選手の台頭は注目に値する。経験豊富な山本選手もプレッシャーを感じつつ、攻守両面での安定したプレーに努めている。こうした競争がチーム全体の士気を高めることに期待したい。
キーワード解説

  • ヒットエンドランとは?:ヒットエンドランは、打者が打席に立っている時点で走者が次の塁へ進むことを決断するバッティング戦術。走者が塁を離れることで内野手が守備に集中しづらくなり、ヒットを得やすくなる戦術だ。
  • 月間打率とは?:月間打率は、選手が特定の月においてどれだけヒットを打ったかを示す指標。ヒットを打った数を打席数で割って算出され、選手の調子を図るバロメーターとなる。

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