西武・渡辺勇太朗、阪神との交流戦で光った投球も白星逃す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◇交流戦 西武3―2阪神(2025年6月11日 ベルーナD)西武の先発投手、渡辺勇太朗は6月11日の阪神戦で7回を投げ、5安打1失点という成績を収めた

自身には白星がつかなかったものの、チームは劇的なサヨナラ勝利を遂げ、渡辺は「チームの勝利に貢献できたので良かった

それ(勝利)が一番です」と語り、喜びを示した

この試合は、5回まで1安打無失点という素晴らしい投球内容で、阪神の先発投手・伊藤将司との緊迫した投手戦が繰り広げられた

しかし、6回に2死三塁の場面で、森下に適時打を許し、先制点を与えることとなった

この場面で渡辺は、捕手のサインに何度も首を振り、自らが選択した直球で勝負を挑んだ

カウント2-2からの5球目は150キロの直球であったが、森下は中前に運び点を奪われる結果となった

試合後、渡辺は「最初は変化球のサインだったけど、それで打たれたら悔いが残りそうだった

打たれても悔いが残らないボールを選択した」と振り返った

結果的には適時打となったが、渡辺は「ゴロヒットだったし、内野の正面だったらアウトでしのげている」と冷静に分析

「悔いの残らないボールを選択したし、悲観的な感じではない」と強調した

今季は5勝目を逃したものの、6試合連続でハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)を達成

「自分のスタイルで、いい形で投球できた」と明るい表情でコメントした

西武・渡辺投手は強気の直球勝負で適時打を浴びましたが、冷静に自らの選択を振り返る姿勢が印象的です。チームの勝利に貢献したことに満足する姿は、プロの自覚を感じさせます。
キーワード解説

  • ハイクオリティースタート(HQS)とは?:試合で先発投手が7回以上を投げ、自責点が2以下の成績を収めることを指します。この成績は、高い投球内容を示す指標として重視されています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。