坂本勇人、満塁での圧巻の打撃で巨人を勝利に導く

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 ◇交流戦 巨人7―3ソフトバンク(2025年6月11日 みずほペイペイD) 巨人の坂本勇人内野手(36)が、6月11日のソフトバンク戦で試合開始早々の初回に走者一掃の左中間二塁打を放ち、7―3の勝利に貢献した

坂本は不振のため2軍で調整していたが、復帰後の2試合連続適時二塁打を記録し、調子を取り戻しつつある

3日に89歳で死去した長嶋茂雄さんは満塁打率が通算・328であり、坂本も同・304と満塁に強い選手である

 試合の幕が開くと、坂本は集中力を高めて臨んだ

初回に1点を先制した後、2死満塁の場面で、坂本は前田純投手の直球を捉え、一振りで左中間を切り裂く2塁打を放った

喜びを隠せない坂本は三塁のベンチに向かって手を挙げ、「良い形でつないでくれたので、何とか還したいなと思って立った」と語った

 今シーズンの坂本は、打率・170と不振に悩んでいるものの、満塁の場面では別人のような集中力を見せている

満塁での通算打率は304に達し、長嶋さんの328をも超えることが期待されている

坂本は2016年にプロ初の首位打者を獲得し、その打撃フォームは軸足にしっかりと体重を乗せるスタイルを重視している

 プロの厳しさを体験した坂本は、打撃フォームの見直しを行い、試行錯誤を経て自らのスタイルに戻りつつある

そんな坂本の成長を、阿部監督は「良くなってきたなと思ったので、本人に僕が直接連絡して(1軍に)上げた」とコメントしている

坂本は、「ちょっといけるかなみたいなイメージが出てきたりはしている

まだまだ頑張ります」と、今後の活躍に意欲を示した

 坂本は通算52安打を記録し、満塁機における安打数で歴代3位となった

また、交流戦での通算330安打は歴代3位に並ぶなど、今後の試合でもその活躍が期待される

坂本勇人選手の活躍は、彼のプロとしての技術と経験が色濃く表れています。特に満塁の状況での打撃は、彼ならではの集中力とプレッシャー耐性が要求されます。将来の成績にさらなる期待が寄せられることになり、その成長を見逃せないと言えるでしょう。
キーワード解説

  • 満塁とは? 満塁とは、得点圏と呼ばれる状況の一つで、各塁(1塁、2塁、3塁)に走者がいる状態を指します。
  • 打率とは? 打率とは、選手がどれだけヒットを打ったかを示す指標で、安打数を打数で割った数字です。
  • 二塁打とは? 二塁打とは、選手が打ったボールがフェンスに達して2塁まで進むヒットのことを指します。

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