西舘勇陽選手、プロ初勝利の裏にあった評価と今後の課題

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巨人で監督を務めた野球評論家・堀内恒夫氏(77)が12日、2023年のドラフト1位指名を受けた西舘勇陽投手(23)のプロ初勝利を評価した

西舘選手は今季、28試合に登板し、1勝3敗、防御率3.82という成績を残している

この1勝はリリーフとしてのもので、先発としては8月23日の中日戦で黒星を喫していたが、11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で待望の先発勝利を収めた

この試合で西舘選手は、2回まで6点のリードを受け、7回を投げ切って3失点、無四死球に抑えるという力投を見せた

堀内氏は自身のブログで、西舘選手に対し「この6点が投げやすさを助けてくれた

精神的な余裕が投球に表れ、ストライクゾーンにしっかりボールを投げることができた」と称賛した

また、「無四死球は、相手がボール球を振ってくれた証明であり、3失点で収まったのはその結果だ」と言及した

ただし、堀内氏は甘い評価をすることはなく、厳しい意見も述べた

「相手が西舘選手のピッチングを良く分かっていなかった点に助けられた

逆球や甘いボールが目立った」と、その課題を公にした

「初勝利の嬉しさから早く気持ちを切り替え、セ・リーグのバッターとも真っ向勝負ができる投球をする必要がある」とアドバイスを貰った

西舘選手の登板機会は今季、リリーフと先発の併用となるが、堀内氏は「ドラフト1位で選ばれた選手なので、先発ローテを守れる選手として成長してほしい」と期待を寄せた

西舘選手の初勝利は素晴らしい成果ですが、堀内氏の評価から見えるように、さらなる成長が必要です。成功に安心することなく、改善点を認識し、次のステップに進む意欲が求められます。これからの試合で彼がどのように成長していくのかが非常に楽しみです。
キーワード解説

  • プロ初勝利とは?プロのスポーツで選手が最初に勝利を収めることを指し、特に注目の若手選手にとって重要な瞬間です。
  • 防御率とは?野球におけるピッチャーの成績を示す指標で、投げたイニングに対して許した自責点の平均を表します。防御率が低いほど優秀とされます。
  • 先発登板とは?試合の開始時からマウンドに上がるピッチャーを指し、試合の流れを大きく左右する役割を担っています。

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