試合の展開と重要なプレー
6回、ロッテは3点をリードした状況で、広島の大盛選手に対する初球、ロッテのキャッチャー寺地が外寄りに構えていたにもかかわらず、投手の種市からの投球が内に外れ、暴投となったそれにより広島が2点差に迫り、その後同点となる適時打も許してしまった
この暴投は記録上は種市の責任となったが、寺地が捕球できた可能性も否定できない
寺地の捕球技術とその影響
寺地は、投球直前にミットを非常に低い位置に下げるクセがあるこの動作は、メジャーリーグにおけるフレーミング技術を真似ているのかもしれないが、結果的に捕球しづらくなる可能性がある
このミットの位置が不安定な動きを生む要因になることも考えられ、捕手としての基本的なプレーにおいてまだ1軍レベルには達していないと思われる
坂倉のプレーに関する考察
一方、広島の坂倉は7回に寺地の強襲打球を処理する場面で、走者にタッチをしに行った結果、3塁走者の藤原にかわされてしまったこの場面でホームで走者を待っていれば、確実にアウトにできた可能性が高かった
坂倉も打撃力が評価されている選手であり、来春のWBCにおける捕手候補として期待されているが、セオリー通りのプレーを徹底できていなかったことが反省材料である
今後の課題と期待
寺地と坂倉のプレーから見えてきた課題は、捕手としての基本動作の安定性であるどちらも打力が評価されている選手であるが、守備面での不安が今後の勝敗にも影響を及ぼす可能性がある
両選手が今後どう成長していくのか、期待を持って見守りたい
今回の試合では、ロッテと広島の両捕手のパフォーマンスが強く印象に残った。寺地の暴投や坂倉の判断ミスは、どちらも勝負を左右する重要な局面で起きた。捕手はチームの守備の要であり、彼らの成長が今後の試合結果に大きく影響するだろう。
キーワード解説
- 暴投とは?通常、投手が投げるボールが意図した位置から外れてしまい、捕手が捕れず、走者が進塁することを指します。
- フレーミングとは?捕手が投球を受けた際に、まるでボールがその位置に留まるかのように見せる技術を指します。これによって審判がストライクと判断する可能性が高まります。
- キャッチングとは?捕手が投球をしっかりと受け止める動作を指し、捕手の基本的な技術の一つです。
- スローイングとは?捕手が投球を受けた後、走者に対して投げる動作を指し、迅速かつ正確さが求められます。
- ブロッキングとは?捕手が投球をブロックすることで、ボールがバウンドしても後逸しないようにする技術を指します。

