「勝てる対策」をもとにした柔軟なバッティングオーダーが功を奏し、交流戦通算4戦で無敗のバウアーに初めて土をつける勝利を収めた
特に、昨季までDeNAに在籍した嶋村1軍打撃コーチが、相手右腕に対する打者の打率に注目して打順を組み替えたことが鍵となった
試合前、バウアーに対する対右打者の被打率が2割5分8厘であることが判明
左打者に対してはさらに低く、2割1分3厘だった
この状況を踏まえ、オリックスは森と西川という主力左打者を同時にベンチに下げ、右打者を中心の打線を組むことにした
初回には杉本や頓宮が得点に貢献し、勝ち越し点は広岡が運んだ
試合のクライマックスでもある4回、二死一、三塁の場面で広岡は外角低めの直球を捉え、中前に適時打を放った
「好調かどうかは分かりませんが、一打席一打席、必死に食らいついています」と語る彼
だが、6日の阪神戦でのスライディングプレーによって脇腹を負傷した模様で、その状態が心配だ
これにより、オリックスは森と西川の主力選手を休ませることができ、さらには13日の巨人戦で太田の合流も待たれる
岸田監督は「変わらず頑張っていきます」と力強い姿勢を示し、チーム全体の力がますます求められる中で、「全員で勝つ」というスタイルが再び根付いてきたことが感じられる
今回の試合でオリックスの勝利は、打撃コーチの戦略に大きく支えられたことが分かります。選手を適切に休ませながら、チーム全体の力を引き出すという取り組みが功を奏したようです。これからもこの戦術が続いていくことが期待されます。
キーワード解説
- 交流戦とは? 交流戦は、日本プロ野球のセントラルリーグとパシフィックリーグのチーム同士が対戦する特別な試合形式で、通常のリーグ戦とは異なった楽しみがあります。
- 打撃コーチとは? 打撃コーチは、選手の打撃技術を向上させるために指導を行う役割を持つコーチのことです。選手の打撃フォームや戦略を調整し、チーム全体のパフォーマンスを向上させる重要なポジションです。
- ベンチワークとは? ベンチワークとは、試合中に選手を交代させたり打順を変更したりするなどの戦術を指す言葉で、選手のコンディションや試合の流れに応じて最適な判断を行うことが求められます。

