その立て直しの立役者が、福岡ソフトバンクホークスから戦力外通告を受けた上林誠知選手だ
彼は「一度死んだ身」と表現し、自らの再生を誓う
新天地に移り、勝負強い打撃と常勝軍団で培った経験を活かし、すでにチームに欠かせない存在と言える
苦境からのV字回復
今季の中日ドラゴンズは、交流戦での成績が芳しくなかったが、名古屋に帰り、千葉ロッテマリーンズ戦での3連勝、その後は東北楽天ゴールデンイーグルス相手にも連勝し、5連勝を達成したこの「V字回復」の背景には、上林選手と岡林勇希選手の「Wバヤシコンビ」の活躍があった
特に岡林選手は5試合で3度のマルチヒットを記録し、上林選手は2本のホームランを放った
打順の重要性
井上監督は春のゴールデンウィークから「1番・岡林、3番・上林」と打順を固定これにより岡林はチャンスを作り、上林はそのチャンスを生かす形を作り上げた
この打順が5連勝を決定づける要因となっている
上林選手は2013年にソフトバンクに入団し、外野のレギュラーを掴んだ
しかしその後、ケガに泣かされ、2023年のオフには戦力外通告を受けた
新天地での飛躍
上林選手は復活を遂げ、「新天地で必死に頑張りたい」と意欲を明かしている昨シーズンは故障に苦しみ、わずか46試合の出場に終わったが、今季は32試合で打率.276、9本塁打、24打点を記録し、チームのリーダー的存在となっている
「勝ち方」を知る選手
上林選手の持つ「勝ち方」を知っている経験は、中日ドラゴンズにとって大きな財産であり、彼の存在がチームの粘り強さを引き出している特に、古巣ソフトバンクとの対戦ではファンからの温かい支持を受け、両チームを盛り上げた
上林誠知選手は、かつての苦難を乗り越え、今季中日ドラゴンズに必要不可欠な選手としてプレーしています。彼の忍耐力と努力は、チームを勝利に導く大きな要因となっています。今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- Wバヤシコンビとは、岡林勇希選手と上林誠知選手のコンビで、打撃力において中日ドラゴンズの中心となる存在のことです。
- V字回復とは、逆境から一気に盛り返す様子を表現する言葉で、中日ドラゴンズが3連敗から5連勝に転じたことを指します。
- 打順固定とは、同じ選手を同じ打順で使い続けることで、選手の調子やチームの連携を向上させる戦略です。

