自己最長となる7回のマウンドに登壇したものの、ピンチを背負って降板することとなった
金丸選手は、同期入団のドラフト4位、石伊選手との初のバッテリーを組んで臨んだ試合であったが、序盤から球数がかさんでしまった
初回、先頭バッターの西川選手に対してファウルで粘られ、11球を要するなど、得意の直球とスライダーを駆使するもリズムを掴めなかった
3回には、四球で先頭打者を出塁させる厳しい展開となり、1死一、三塁のピンチを迎えると、2番バッターの滝沢選手に甘く入った外角スライダーが中前に運ばれ、先制点を与えてしまった
金丸選手はこうした苦しい状況の中でも要所を抑え、6回には初めて3者凡退を達成
しかし、7回では再びピンチが訪れる
先頭打者の炭谷選手に中前打を許し、犠打で進塁を許してしまった
このような状況で、井上監督からの交代が告げられ、マウンドを後にした
金丸選手は自己最多の110球を投じるも、粘投の甲斐なく初勝利は持ち越しとなった
一方、味方打線は8回までに7安打で1得点という内容で、5回に岡林選手の左前適時打で同点には追いつくものの、勝ち越しを果たすことができなかった
金丸夢斗投手は、自身の初勝利をまたも逃したものの、苦しい投球内容での降板となった。プロではまだ5度目の登板であり、成長が期待される選手だ。次回の登板では、より安定した投球が求められる。
キーワード解説
- ドラフト1位とは?ドラフト1位とは、その年のプロ野球ドラフトでチームが最初に選択した選手のことで、通常期待が高い選手です。
- スライダーとは?スライダーとは、野球の投球で使われる変化球の一つで、横に大きく曲がる特徴があります。
- 三塁とは?三塁とは、野球の塁の一つで、得点をするために選手が目指す最後の塁です。
- 自責点とは?自責点とは、自分の投球によって失点した点数を指し、投手の評価にとって重要な指標となります。

