ドラフト２位右腕の待望の１勝に、日体大時代にコーチとして指導した元中日・辻孟彦氏（３５）が祝福メッセージを寄せた
「まずは１勝目、記念になるので良かったと思います
初回は緊張が見えましたが、打線の援護もあり、寺西らしい落ち着いた投球でした
」と辻氏は述べ、さらなる成長を期待した
寺西選手が日体大に入学したとき、辻氏はその身体能力に高い期待を寄せていた
「身長１８６センチで手足が長いのに、自分の意図した通りに体を動かせる器用さも兼ね備えている
パワーがつけば、必ずプロに行かせてあげられる」と語る
しかし、寺西選手は高校時代に右肩手術を受けたため、入学当初の2年間は主にリハビリに費やすこととなった
投球フォームの癖を改善するための取り組みや、身体作りに対しても意識を高く保ちながら努力を重ねた結果、今では高い実力を備えている
辻氏は「けがをしている時に伸びるのがいい選手」という持論を持ち、その中で寺西選手は短距離走のタイムを大幅に改善するなど、静かに着実に成長を遂げたと称賛した
3年生で試合に登板する頃には、寺西選手の野球センスが際立っていた
「キャッチボールの段階から調子が分かり、試合中でも修正できる感覚が抜群に敏感」と辻氏は感心を表し、過度な指導を避けて彼自身の考える力を育てることを重視していた
最後に辻氏は「まだまだ未完成な部分があるが、彼の成長の可能性は無限大
数年後には『寺西が投げるからこの試合は大丈夫』と思われるようなエースになってほしい」と期待を寄せた
コーチ 辻孟彦プロフィール
| 名前 | 辻孟彦 |
|---|---|
| 生年月日 | 1989年7月27日 |
| 出身地 | 京都市 |
| 高校 | 京都外大西高校 |
| 大学 | 日本体育大学 |
| ドラフト | 2011年ドラフト4位で中日入団 |
| プロ通算成績 | 13登板、0勝0敗、防御率4.58 |
キーワード解説
- プロ初勝利とは？プロ野球選手がキャリアの中で最初に勝利を収めることを指し、通常、選手にとって非常に重要な節目になります。
- ドラフトとは？プロ野球チームが将来性のある選手を選ぶための制度で、各チームが順番に選手を指名します。
- 投球フォームとは？投手がボールを投げる際の体の動かし方や姿勢を指し、効果的なピッチングには正しいフォームが不可欠です。
