試合後のインタビューでは「気持ちいいです
すごくホッとしています」と喜びを表した
試合は、初回に先制点を与えたものの、寺西投手は続く3イニングで得点圏に走者を許したが、最少失点の1点で5回まで耐え抜いた
その後、観戦に来ていた母親、智江さんに贈る記念球を受け取る場面もあった
松井秀喜選手との出会い
寺西投手の記憶に残る大先輩は、元メジャーリーガーの松井秀喜さん小学生時代に一度対面した経験があり、「努力の天才というか、雲の上の存在
本当に大きかったです」と述べた
読書が苦手な彼だが、大阪・舞洲の寮には松井さんの著書「不動心」を保管しているという
ピッチングスタイルの進化
初登板となった5月15日の日本ハム戦では、3回無失点の好投を見せた寺西投手は「僕は球のキレで勝負しないと」と語り、自身を高めるために、巨人の山崎選手や阪神の村上選手の投球映像を教材として分析している
また最近習得したツーシームに注目しており、台湾出身の右腕エスピノーザから教わった握りや投げ方を取り入れているという
この新球はシュート軌道を持ち、投球の幅を広げる効果が期待される
継続するチームの力
昨年の交流戦で活躍した斎藤選手や佐藤選手に続き、巨人相手にプロ初白星を挙げた寺西投手これで球団としても巨人戦4連勝は初めての快挙となった
エースである宮城投手からは「緊張はするものだからね」と励まされ、曽谷選手からは「ファームで無双しないといけない」との言葉を受け取るなど、周囲のサポートを受けて成長を続けている
今後の展望
14、15日に先発を控える両左腕にも「またアピールして2勝目をつかめるように」と前向きに意気込む23歳のルーキーの今後の活躍に期待が寄せられているチームは交流戦で5勝5敗となり、リーグ順位は2位に再浮上した
今後、更なる成長が期待される新星が羽ばたく瞬間が待たれている
寺西成騎投手のプロ初勝利は、彼の成長を示す貴重な瞬間といえる。幼少の頃から憧れた松井選手の存在が彼に与えた影響は大きい。若手選手が次々と活躍する中で、寺西選手も更なる飛躍を遂げる可能性があるだろう。
キーワード解説
- プロ初勝利とは？ - プロ野球選手がデビュー後に初めて勝利を収めること。
- 交流戦とは？ - 塁の異なるリーグ間で行われる野球の試合で、セ・リーグとパ・リーグが対戦する。
- ツーシームとは？ - ボールがシュート軌道で進む投球法で、打者に対して難易度が高い球種。
- エースとは？ - チームの中で最も優れた投手で、主要な試合で先発することが多い選手。
- 記念球とは？ - 特別な試合や出来事の際に、選手が保管するために使うボールのこと。
