しかし、チームは勝利を収めたものの、金丸自身はプロ初勝利を手にすることはできなかった
試合は1―1の同点で迎えた7回表、金丸はマウンドに上がった
彼は「自分はまだいける、大丈夫でした」と語り、初めての7回に挑戦した
初めの打者、炭谷に中前打を許した後、高松の犠打で1死二塁となったところで、投手交代が決まった
彼は「もちろん最後まで投げたかったが、ピンチが続いたので交代した」と首脳陣の判断を理解していた
金丸は3回1死二塁の場面で西川に右前打を許し、続く滝沢には初球を捉えられて中前適時打を浴びたが、以降は外崎とネビンから空振り三振を奪い、失点を最小限に抑えた
チームの打線が5回に同点に追いついた後は、1死一、二塁のピンチをしのぎ、6回には初の三者凡退に抑えるなど、粘り強い投球を続けた
この日は同期入団の石伊と初めてバッテリーを組み、「コミュニケーションを取りながら、良い攻め方ができた
もっと慣れていければいい」と金丸はコメント
前回登板のソフトバンク戦では初回に4失点を喫したが、今回は状況を乗り越えた
金丸は「スプリット」と呼ばれる変化球の使い方に取り組んでおり、「今日はあまり投げませんでしたが、癖を完全に修正したわけではない」と反省を述べた
今後の成長に期待が寄せられる若手投手である
金丸選手の投球は非常に粘り強く、特に7回表への挑戦は彼自身の成長を感じさせるものでした。プロ初勝利は逃しましたが、良い経験を積み重ねていることが分かります。この試合をきっかけに、今後の登板で初勝利を飾ることを期待したいです。
キーワード解説
- ドラフト1位ルーキーとは? プロ野球の選手が大学や高校から指名された選手を指し、特に期待される選手に与えられる地位のこと。
- スプリットとは? ボールの投げ方で、直球から急激に沈んで落ちる特性を持つ変化球のこと。打者にとってはタイミングを合わせにくい難しい球。

