巨人・田中瑛斗がリリーフ陣の要に成長、ファンとの絆も強い

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日本ハムから現役ドラフトで加入した巨人の田中瑛斗投手は、25試合に登板しリリーフ陣の中で欠かせない存在となっています

特にその投球スタイルの中で注目すべきは「シュート」という球種です

シュートとは、右打者に対して内角へと切り込むように変化する球で、右打者を「殺す」ために極められたピッチング技法です

絶体絶命からの奮闘

特に印象的なのは、5月22日に行われた甲子園での阪神戦での出来事です

この試合では同点の8回、無死満塁の状況で登板し、森下選手を迎えました

その状況はまさに絶体絶命

しかし、田中投手はシュートを6球続け、結果的には三者連続でアウトを奪い、最後は大山選手を空振り三振に仕留める快投を披露しました

試合後、彼は「(甲子園の阪神への声援が)むちゃくちゃうるさいなと思って、黙らせてやろうと思って投げました」と笑いを交えながら話しました

ファンへの感謝とコミュニケーション

田中選手は、日本ハム時代は2軍で過ごす時間が多かったですが、巨人加入後はキャンプから1軍に帯同し、ファンに応援される喜びを何度も語っています

特にファンとの関係を重視しており、沖縄キャンプ中の2月18日にはDeNAとの練習試合で先発を任されるも、試合後には自らファンへのサインに応じる姿が印象的でした

「サインならいつだって書きますよ!」と明るく応じる姿から、彼のファン想いな性格が伺えます

成長を遂げる田中瑛斗

今季、田中投手はチームのピンチを何度も救う活躍を見せており、そのたびに率直な言葉でプレーの喜びを語っています

「今日はガク震(ブル)じゃなかったですよ」と言いながら、ピンチを抑えた後のその表情は飾らないもので、頼もしい後ろ姿が印象的です

田中瑛斗選手の明るい性格とリーダーシップは、チーム内外での重要な要素となっています。特に彼のファンを大切にする姿勢は、プロ野球選手に求められる要素の一つであると思います。ファンの応援が選手の自信につ繋がることを彼自身が体現しているのは素晴らしいことです。
キーワード解説

  • リリーフ:リリーフピッチャーは試合中のピッチャーが脱落した際に替わりに投げる選手のことを指します。
  • シュート:右打者に対して内角に切り込むように投げる変化球で、打者が打ちにくい球種の一つです。
  • 甲子園:日本で最も有名な野球場の一つで、阪神タイガースの本拠地です。多くの熱烈なファンがいます。

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