ヤクルト・山田哲人、ロッテ戦で1カ月ぶりの猛打賞を達成

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ロッテ戦で痛みを乗り越えた復活の兆し

ヤクルトが迎えた苦しい戦局の中、6月13日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で、山田哲人選手が3安打を記録し、1カ月ぶりの「猛打賞」となりました

猛打賞とは、試合で3本以上の安打を記録することを指し、選手の調子の良さを示す重要な指標です

しかし、この試合はヤクルトがサヨナラ負けを喫し、連敗が4に増え、今季最大の借金21となる厳しい状況が続いています

山田選手は、この試合では「六番・二塁」でスタメン出場

2回に石川柊太のパワーカーブを左前に打ち返し、4回では高めのフォークを捉え適時二塁打を放ちました

また、8回には149キロの直球を左前に運び、全4打席で出塁しました

試合後のインタビューでは、チームの敗戦に対する悲しみが見え隠れしましたが、個人としては成果を上げることができました

復調への努力、課題との戦い

山田選手は、過去に3度トリプルスリー(シーズンにおいて打率3割、30本塁打、30盗塁を達成すること)を達成した選手ですが、最近は故障による戦線離脱が続き、本来の輝きを失っています

昨シーズンは下半身の故障の影響で出場試合数が110試合にとどまり、打率は.226と苦しんでいました

今季のスタートも厳しく、開幕以来、左手指を怪我し二軍で過ごした後、4月2日に一軍昇格

しかし、野球の基盤である打撃が思うように行かず、6月には8試合連続でスタメンから外れる状況に

特に、チーム全体が若手選手の離脱により苦境に立たされる中で、主将・山田選手の背負う期待は大きく、成績不振は彼にとって重い十字架となっています

新たな打法への挑戦

打撃不調を打破するため、山田選手は試行錯誤を続けました

これまでの高足打法を改め、踏み込む際に足をほとんど上げないすり足打法に挑戦するなど、プライドを捨てて新たな方法を模索しました

この努力が、ロッテ戦での復調のきっかけになることを期待したいところです

山田哲人選手の打撃が期待される中、一カ月ぶりの猛打賞は明るいポイントです。ただし、チーム全体が苦境にあり、一選手の頑張りだけでは乗り越えられない現実もあります。今後どのようにしてチーム全体が盛り返すかが見どころですね。
キーワード解説

  • トリプルスリーとは?:一シーズンにおいて打率が3割、30本塁打、30盗塁を同時に達成した選手のことを指し、非常に稀な成績です。
  • 猛打賞とは?:試合で3安打以上を記録することを意味し、選手の打撃力を示す重要な指標とされています。

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