このカーブは、球団OBで元オランダ代表のリック・バンデンハークさん(40)から直伝を受けたもので、注目を集めています
新たな変化球「パワーカーブ」とは
大野投手は、大島高校のエースとして2022年の春に甲子園出場を果たした高卒3年目の左腕です彼はこれまで、100キロ前後の緩いカーブを投げていましたが、今季からは120キロ台で鋭く縦に曲がる「パワーカーブ」を持ち球に加えました
この新しいカーブの習得には、昨季限りで現役を引退した和田毅さん(44)との自主トレーニングが大きなきっかけとなりました
自主トレーニングで得たアドバイス
和田さんは、大野投手のこれまでの変化球(カーブ、スライダー、フォーク)の特徴を見て「縦系の速いカーブを投げられないか?」と提案しましたこの助言を受け、新しいカーブの習得に向けて大野投手は練習に励みます
バンデンハーク氏からの指導
キャンプ中には、バンデンハークさんが臨時コーチとして参加し、彼の指導を受けることができました特にスマートフォンの通訳機能を使いながら、ボールの握り方や投げ方を教えてもらいました
バンデンハークさんが得意としたナックルカーブを元に、改良を加えて「パワーカーブ」を会得しました
一軍での初挑戦と今後の展望
昨季までは三、四軍が主戦場だった大野投手ですが、今季は二軍で中継ぎとして大きな活躍を見せています具体的には防御率1.17、奪三振率17.61という好成績を収めており、今月1日の楽天戦では1回を無失点、1奪三振という素晴らしいデビューを果たしました
さらに11日の巨人戦でも2回を無失点に抑えました
まだ出番は少ないものの、大野投手は「一軍選手の意識の高さや試合の読み方は全てが勉強になる
しかし、そこを超えていきたい」と意気込みを見せており、一軍定着に向けた努力は続いています
大野投手は新たな変化球を習得し、着実に進歩を遂げています。特に新しい「パワーカーブ」を導入し、実戦でその成果を出し始めたことは素晴らしいと言えます。今後の彼の成長が非常に楽しみです。
キーワード解説
- パワーカーブとは?:パワーカーブは、速いスピードで縦に鋭く曲がる変化球で、打者にとって非常に打ちにくい球種です。
- 防御率とは?:防御率は、投手がどれだけ失点を抑えたかを示す指標で、低い方が良い成績を表します。
- 奪三振率とは?:奪三振率は、投手がどれだけ三振を取ったかを示す指標で、高い方が投手のピッチング能力が高いことを示します。

