阪神の外野手、前川右京選手(22)は、その厳しい状況の中で希望の光を見つけ、再起を誓っています
現在、彼は2軍での調整中ですが、自身の打撃フォームに確かな手応えを感じているようで、「だいぶいい感じになってきました
ポイントだったり、前でしっかりとつかむことができてきたなと思っています」と語りました
前川選手は、高校卒業4年目のシーズンを迎えた今年、昨年の活躍と将来性を買われて、左翼手のレギュラー候補として開幕を迎えました
春季キャンプやオープン戦で結果を出し、「6番・左翼」で開幕スタメンに名を連ねるほど順調なスタートを切ったものの、5月に入り暫しの停滞に直面しました
特に5月には打率が3割前半から・237まで降下し、5月22日に2軍降格を余儀なくされました
彼の発言には、失意の中で未来への希望を感じさせる言葉があり、「もう一回、イチから見つめなおして、すべてイチから作り上げていきたい」との決意が表れています
自信を取り戻すため、彼はファームで調整中のソフトバンク・近藤選手に助言を求めるなど、必死に成長を図っています
ウエスタン・リーグでは3割以上の打率を記録し、「打率・471(34打数16安打、6月12日時点)」という驚異的な数字でチームに大貢献しています
この実績は、再び1軍に呼ばれる日が近いことを予感させます
しかし、前川選手は冷静に現状を理解しているようで、「でも、対1軍の投手となるとまた対応が違ってくるのは分かっているので、その辺りも意識しながら準備していきたいですね」と心がけを述べています
そして、「呼んでもらえるように結果を出していくだけです」と決意表明しました
チームの1軍にいる状況を常に気にかけており、未来の自分を想定して調整し続ける前川選手の姿からは、実力を磨き続けることの重要性が伝わってきます
ファンからも早くその姿を見ることを待ち望まれる背番号58
この若虎が再び一軍に舞い戻り、鮮烈な印象を与える日が待たれています
前川選手は、若手ながらも困難な状況の中で自らの打撃技術を見直し、再起への努力を惜しまず、他選手とのコネクションを活用する姿勢が素晴らしいと感じました。プロとしての真摯な姿勢が、今後のさらなる成長へと繋がることを期待します。
キーワード解説
- 2軍:プロ野球における下部リーグのこと。成績などで起用されない選手が調整するための場。
- 打率:打者が打席に立った時にヒットを打つ確率を示す指標で、成績の重要な指標の一つ。
- ウエスタン・リーグ:日本プロ野球の下部リーグの一つで、選手が1軍昇格を目指すための活動が行われる。

