阪神が49年ぶりのサヨナラ負けで連敗、交流戦での苦境続く

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◆日本生命セ・パ交流戦 2025 楽天5×―4阪神=延長10回=(14日・楽天モバイル) 阪神タイガースは、今季2度目となるサヨナラ負けを喫し、1976年8月以来49年ぶりに5戦連続逆転負けを経験した

この試合は延長10回にて、投手・岩貞がサヨナラ打を浴び、阪神は今季最悪の5連敗を記録した

シーズン開幕時には、2カードを5勝1敗と好スタートを切ったものの、交流戦では5勝6敗となり、貯金も5月31日以来の9となり、負の連鎖が続いている

試合は7回に急変した

3対1でリードしていたものの、先発投手・桐敷が誤算となり、先頭の中島に三塁線を破られる二塁打を打たれてしまった

続いて、代打の鈴木に四球を与え、無死一、二塁の状況から村林に右前適時打を浴びた

その後、小深田の犠打で、桐敷が一塁へ悪送球をし、無死満塁の危険な場面を迎えた

浅村には左前同点打を許し、その後、ネルソンがマウンドに上がったものの、代打・渡辺佳に勝ち越しの中犠飛を打たれてしまった

打線の方は、3回の無得点から一気に動き、豊田の中越え2点二塁打で先取点を取り、6回には2死一、三塁から中野が投手強襲の内野安打でリードを広げた

しかし、ここで5試合連続で2得点以下という打線ではあったが、見事に“3点の壁”を突破した

しかし8回には2死満塁のチャンスをつくるも、森下が空振り三振に倒れてしまった

9回には佐藤輝の右前打と四球が絡み、無死満塁のチャンスを迎えるが、1死満塁から糸原が押し出し四球を選び、同点に追いつくことができたが、最終的に勝利は逃した

この試合は今季最長の5時間超に及ぶ熱戦だった

阪神タイガースは今回の逆転負けによってシーズンの流れが悪化している。選手のメンタル面やチーム全体の連携に影響が出かねない状況だ。若手選手の成長が期待される中、大事な局面でのミスが勝敗を分けることになった。また、観客にも見応えのある試合だったが、結果に結びつかなかったのが悔やまれる。
キーワード解説

  • サヨナラ負けとは?試合の終盤に同点から勝ち越しを許してしまう負け方を指します。
  • 逆転負けとは?試合中にリードを奪ったが、最後に逆転されて負けることを意味します。
  • 交流戦とは?セ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別なリーグ戦のことです。

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