日本生命セ・パ交流戦で繰り広げられた楽天との戦いでは、3回に2点を先制したものの、試合はシーソーゲームに突入
延長10回に7番手の岩貞祐太投手(33)が痛恨のサヨナラ負けを喫し、試合時間は今季最長の5時間10分に達した
日刊スポーツ評論家の鳥谷敬氏(43)は、チーム全体に焦りが見え隠れすることを指摘し、「今こそ阪神のスタイルを貫いてほしい」と強調した
阪神の救援陣の重圧
阪神の救援陣には、これまで以上に「絶対に抑えなければならない」との重圧がかかっているこの日も2点リードの7回裏に、3番手の桐敷投手が先頭打者に対して2ストライクまで追い込んだが、ツーシームがストライクゾーンに入ってしまい二塁打を許すなど、終盤にブルペン陣が崩れる結果となった
投手陣への影響
石井投手の離脱も影響している彼は先週のオリックス戦で頭部を打撲し離脱したが、その穴を埋めるのは容易ではない
これまでクローザーとして活躍してきた選手の不在は、投手陣にとって大きな痛手となっている
それでも、阪神のブルペン陣は12球団屈指の実力を備えているため、今後の流れを変えることができる可能性も十分だ
打線にも見える焦り
打線にも力みが見え隠れしている連続逆転負けが続く中で「もっと点を取らなければならない」という意識が無意識に芽生えることもある
しかし、試合を冷静に振り返れば、この試合でもリードを作り、鉄壁のリリーフ陣に終盤を託すという勝ちパターンは確立されていた
阪神のスタイルの重要性
阪神が逆境を乗り越えるためには、これまでの強いスタイルを貫くことが不可欠である流れが悪い時期でも、阪神タイガースの「強さ」を維持し続ければ、必ずや流れは戻ってくると期待されている
阪神タイガースの連続逆転負けは、選手たちに大きなストレスを与えているようです。チーム全体に焦りが見え、それがプレーに影響しているのかもしれません。特に、ここ数試合で先発投手が頑張っても、終盤に逆転を許すことが続いていて、ブルペン陣もけっこう厳しい状況に置かれています。しかし、阪神の実力を考えると、今後は流れを取り戻すチャンスもあると思います。
キーワード解説
- 逆転負けとは?試合で先にリードを奪っていたチームが、終盤や延長で相手に逆転されて負けることを指します。
- 救援陣とは?試合中盤から終盤にかけて、投手交代によって登板する投手のことを指し、一時の試合展開を維持したり逆転を阻止する役割を担っています。
- ブルペンとは?救援投手が試合中に出場するために待機しているエリアのことで、試合を組み立てたり、投手の交代が行われる専門の場所です。

